ドッグフードの特徴
ほとんどのドッグフードは他社との違いを持たせるため、必要カロリー数を提供するだけでなくプラスアルファのさまざまな特徴が付け加えられています。日本国内で販売されている製品で多く見かける特徴とその具体的な定義は以下です。
NEXT:製品を特徴で選ぼう!
特徴と定義
- ドライドライは水分含量が10%以下の乾燥したドッグフードのことです。
- セミモイストセミモイストは水分含有量が25~40%程度のドッグフードのことです。
- ウェットウェットは水分含有量が75%以上のドッグフードのことです。
- 療法食療法食は動物病院において獣医師指導のもと給餌するドッグフードのことです。医薬品ではありませんが、特定の病気や体調不良に特化して栄養バランスが調整されていますので、臨床上健康な犬に対して自己判断だけで与えないようご注意下さい。
- 国産・原産国日本国産・原産国日本は製品の最終加工が日本国内で行われたドッグフードのことです。仮に原材料が海外から輸入されたものであっても、加工が国内で行われた場合は「国産」とか「原産国日本」と表記できます。
- グレインフリーグレインフリーは原材料の中から小麦、お米、とうもろこしといった主要穀類(grains)を除外して作られたドッグフードのことです。日本語で「穀物不使用」などとも表記されます。
- 食物アレルギー食物アレルギーは何らかの食べ物に対してアレルギーを抱えた犬向けに成分調整されたドッグフードのことです。
- ダイエット・低脂肪ダイエット・低脂肪は単位重量あたりのカロリー数が低く抑えられたドッグフードのことです。
- 腸内細菌腸内細菌は犬の腸内フローラに働きかけることを特徴としたドッグフードのことです。プロバイオティクス(腸内で作用する菌)やプレバイオティクス(腸内細菌の栄養源となる成分)を含んだ製品自体はたくさんありますが、当ページ内では製品ラベルに「腸内細菌」や「腸内フローラ」といった言葉を用いて強調しているものだけを選別してあります。
- 犬種に特化犬種に特化は特定の1犬種だけを想定して栄養バランスを調整したドッグフードのことです。よく見かけるのは、日本国内で飼育頭数が多いダックスフント、チワワ、トイプードル、シーズー、柴犬などです。
- 無添加無添加はペットフード公正取引協議会が定めるところの「添加物」を含んでいないドッグフードのことです。具体的には着色料、保存料、発色剤、増粘安定剤、酸味・調味料、酸化防止剤など、体にとって必要ではない成分が該当します。なおビタミンとミネラルは必須栄養素であるため、仮に含まれていたとしても無添加として扱っています。
- ヒューマングレードヒューマングレードに明確な定義はありませんが、多くの場合「人間が口にしない素材は用いていない」と言う意味合いで使われます。例えば鶏のトサカ、足、羽根(フェザー)、牛のヒヅメ、角、豚の骨などです。レンダリング(脱脂乾燥)処理を行っていない生肉を使用しているときにもこの用語が用いられることがあります。
- 子犬用子犬用は成長段階にある幼齢の犬を対象として調整されたドッグフードのことです。小~中型犬は1歳、大~超大型犬は1歳半くらいが想定されています。製品によっては妊娠・授乳期の母犬に給餌できるものもあります。
- 老犬用老犬用は高齢期に入った犬を対象として栄養や熱量が調整されたドッグフードのことです。区分として多いのは7歳と11歳ですが、明確な年齢を記していない製品も少なくありません。
- 小型犬用小型犬用は超小型~小型犬を対象として調整されたドッグフードのことです。多くの場合キブル(フード粒)が小さめになっています。
- 大型犬用大型犬用は大~超大型犬を対象として調整されたドッグフードのことです。多くの場合キブル(フード粒)が大きく、1袋の分量が多くなっています。
- 腎臓に配慮腎臓に配慮は腎不全や尿結石(ストラバイト・シュウ酸カルシウム)が悪化しないように成分が微調整されたドッグフードのことです。結石の種類によってはフードが逆効果になりますので、獣医師の指示を仰いだ上で給餌します。
- 関節に配慮関節に配慮は一部の小型犬、老犬、大型犬の関節に配慮して成分が微調整されたドッグフードのことです。グリコサミノグリカンを含んだ製品自体はたくさんありますが、当ページ内では製品名やラベルでとりわけ強調されているものだけを選別してあります。
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特徴で細かく検索
ドッグフードを特徴によって選びたい時は以下のジャンルボタンを押して下さい。「ドライ」+「小型犬用」+「老犬用」など複数の特徴をかけ合わせた詳細な絞り込みもできます。製品名が1つも表示されないときは「該当なし」ということです。再び一覧リストを見たいときは一番上の「メーカー別一覧」というボタンを押して下さい。