トップ犬の食事ドッグフード製品・大辞典ワイルドレシピ™

ワイルドレシピ™~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「ワイルドレシピ™」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年8月)

ワイルドレシピ™の基本情報

 「ワイルドレシピ™」はマースジャパンリミテッドが展開する複数のペット製品ブランドの一つニュートロ社の商品です。犬の祖先であるオオカミが食べていたであろう食事が犬にとっても最善であるという前提の元、動物性高タンパクとグレインフリー(小麦、トウモロコシ、米などの穀物を原材料として使用しない)を基本コンセプトとしています。製品はすべて体重10kgまでの超小型犬~小型犬専用です。
 商標登録された「ミートファースト™」や「フィッシュファースト™」という表現は、原材料として肉や魚などの動物性たんぱく質が最も多く含まれていることと、加工までの処理工程を最短にする努力をしていることを意味しています。
成犬用チキン 成犬用ビーフ ターキー 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal/g)
子犬用34%16%3.80
成犬用チキン32%16%3.75
成犬用サーモン32%18%3.80
成犬用ラム32%16%3.65
成犬用ターキー32%16%3.75
成犬用ビーフ32%16%3.70
「粗繊維」の値は全商品「3.5%以下」に統一されています。
料金・価格
内容量には800g、2kg、4kgのバリエーションが有り、サイズが大きいほど1kg当たりの価格は安くなります。正規代理店が日本全国にある他、通販サイトや量販店などでも購入が可能です。
給餌目的
総合栄養食
フードのタイプ
ドライ(水分含量10%以下)
対象年齢
成長時の体重が5kgまでの場合、生後8ヶ月齢まで「子犬用」で以降は「成犬用」となります。成長時の体重が5~10kgの場合、生後11ヶ月齢まで「子犬用」で以降は「成犬用」となります。
原産国
アメリカ
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

ワイルドレシピ™の原材料と添加物

 ワイルドレシピ™(ドライタイプ)の最大の特徴はグレインフリー(穀物不使用)です。「ミートファースト™」や「フィッシュファースト™」の宣言通り、ラベルの先頭に肉や魚が記載され、最も多く含んでいることがアピールされています。2018年から問題となっているグレインフリーと拡張型心筋症の関係については「豆類」の各項目をご確認ください。
 なお商品の基本コンセプトは「犬はタンパク質の消化に特化しており炭水化物の消化が苦手」という考え方ですが、実は科学的な反証もあります。詳しくは以下のページをご確認ください。簡単に言うと、人間と長い間いっしょに暮らしているうちに、犬の体内で穀物(でんぷん)を消化する能力が高まって肉食からかなり雑食に進化を遂げているというものです。 太古の犬の繁殖基準は「穀物をガツガツ食べること」
素材・添加物の区分と安全性
含まれていない添加物 ワイルドレシピ™に着色料保存料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。クエン酸は酸味料ではなく酸化防止剤として使用されています。