ビタワン®～原材料から添加物の安全性まで

　「ビタワン®」は日本ペットフード株式会社が製造・販売している犬向けの総合栄養食です。1960年、日本で初となる国産ドッグフードとして誕生しました。商品名のビタはビタミンの「VITA」で、ワンは数字の「ONE」と犬の吠え声の語呂合わせに由来しているとのこと。静岡県には自社工場のほか、ペットの健康と長寿の追求を目的として設立されたヘルシーフードサイエンス研究所があります。
　公式サイトでは6歳までを対象としたレギュラーのほか、7歳以上の高齢犬を対象としたシニア向けが紹介されています。どちらもドライタイプです。また健康に配慮して栄養バランスを微調整した「ビタワン®5つの健康バランス」という姉妹商品もあります。 ビタワンレギュラー ビタワン7歳以上 種類と成分保証値

種類	タンパク質	脂質	カロリー （kcal/g）
成犬用	20.3%	8%	3.50
7歳以上	17%	7%	3.40

料金・価格 給餌目的 フードのタイプ 対象年齢 原産国 製造・販売 公式情報 NEXT：原材料と添加物リスト

　「ビタワン®」では腸内細菌叢に働きかけるプロバイオティクスとしては枯草菌（バチルスサブチルス）、細菌の栄養源であるプレバイオティクスとしてはオリゴ糖やビール酵母（βグルカン）が採用されています。またサプリメントとして含まれている「カゼインホスホペプチド」は牛乳の主要タンパク質であるカゼインに酵素を作用させて得られる分解物のことで、小腸からのカルシウム吸収を促進する働きをもつとされています。
　7歳以上向けの特徴的な成分はハーブ（タイム・ディル・フェンネル）、野菜類（トマト・ニンジン・ホウレンソウ）、クランベリー、グルコサミン、コンドロイチンなどです。グリコサミノグリカンの効果に関しては「コンドロイチンとグルコサミンが犬猫の関節に良いというのは本当？」をご参照ください。 素材・添加物の区分と安全性