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プリスクリプションダイエットr/d~原材料から添加物の安全性まで

 ドッグフードブランドの一種「プリスクリプションダイエットr/d」。この製品にはどのような特徴があるのでしょうか?使われている原材料から添加物の安全性までを詳しく解説します。なお日本国内で販売されている犬向けフードを一覧で見たい方は「ドッグフード製品・大辞典」をごらん下さい(🔄最終更新日:2023年11月)

r/dの基本情報

 「プリスクリプションダイエットr/d」はヒルズ(Hill's)が製造・販売している犬向け療法食です。rは「Reducing=体重減少」、dは「Diet=食事」という意味で、パッケージには大きく「減量」と記載されています。
 最大の特徴は肥満気味の犬のため体重減量(ダイエット)に配慮している点です。具体的には低脂肪・低カロリーでぜい肉の蓄積を防ぐと同時に、高タンパクで筋肉量を保って基礎代謝を高めています。療法食は医薬品ではありませんが、栄養成分が特殊なため獣医師の指示に従って給餌することが推奨されています。
 公式サイトで紹介されている種類はドライだけです。なお減量を目的とした類似商品としては同じくヒルズが販売している「プリスクリプションダイエットw/d」があります。
ドライ ドライ小粒 種類と成分保証値
種類タンパク質脂質カロリー
(kcal)
ドライ33.8%11.2%3.12/g
ドライ小粒33.6%11.3%3.12/g
料金・価格
ドライの内容量には1kg、3kg、7.5kgのバリエーションが有り、サイズが大きいほど1kg当たりの価格は安くなります。製品を扱っている動物病院リストが公式サイト内で紹介されているほか、通販サイトや量販店などでも購入が可能です。
給餌目的
獣医師専用療法食
フードのタイプ
ドライ
原産国
ドライ中粒はチェコ/ドライ小粒はオランダ
製造・販売 公式情報 NEXT:原材料と添加物リスト

r/dの原材料と添加物

 「プリスクリプションダイエットr/d」は肥満犬のダイエットに特化してデザインされた商品です。食物繊維であるセルロースとビートパルプがかなり豊富に含まれて犬の満腹感を促すと同時に、ダイエットに効果があるとされるカルニチンがサプリメントとして添加されています。またタンパク質が30%超なのに対し脂質が10%未満と、筋肉量を保つための栄養バランスになっています。標準的な製品に比べると、1g当たりのカロリーは3.12kcalとかなり低めです。
素材・添加物の区分と安全性
  • 肉類「肉類」とは哺乳動物や鳥(家禽)の生肉、内臓と体の一部から生じる全ての副生物のことを指します。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる肉類は以下です。
    トリ肉(チキン・ターキー), ポーク
  • 穀類「穀類」とは穀類の穀粒(大きな粒)、挽き割り(中くらいの粒)、穀粉(小さな粒)及びその加工物のことです。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる穀類は以下です。
    トウモロコシ, コーングルテン, , 小麦
  • 豆類豆類は豆そのものやその加工物、および加工する際に出た副生物全般を含みます。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる豆類は以下です。
    エンドウ豆
  • 野菜類野菜類には野菜やその加工物全般が含まれます。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる野菜類は以下です。
    ビートパルプ
  • 油脂類油脂類は植物から取れる油、および動物から取れる脂の総称で、その加工物まで含まれます。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる油脂類は以下です。
    ☞動物性油脂
  • 種実類種実類には植物の硬い殻で覆われた堅果(けんか)や種子が含まれます。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる種実類は以下です。
    亜麻仁・あまに
  • 酸化防止剤酸化防止剤とはフードが酸素と結合して品質が落ちることを防ぐために加えられる物質の総称です。プリスクリプションダイエットr/dに含まれる酸化防止剤は以下です。
    ミックストコフェロール, ローズマリー抽出物, 緑茶抽出物
  • サプリメントサプリメント(その他)とは添加物の分類が難しいときに用いられるカテゴリです。犬の健康に影響を及ぼす可能性がある微量成分が含まれます。プリスクリプションダイエットr/dに含まれるサプリメント類は以下です。
    セルロース, タウリン, カルニチン, ベータカロテン, 乳酸, ビタミン類, ミネラル類
含まれていない添加物 プリスクリプションダイエットr/dに着色料保存料発色剤増粘安定剤酸味料・調味料は含まれていません。