11月28日
犬の里親探しに努めるイギリスのチャリティ団体「DogsTrust」は、実際にあった最も驚くべき犬の放棄理由12個を公開しました。「DogsTrust」は「犬は生活を共にする存在。クリスマスプレゼントではない」を旗印に保護活動を続ける老舗のチャリティ団体。このたび、イギリス国内に散らばる20の支所において実際に出合った、最も驚くべき犬の放棄理由12個が公開され、啓蒙キャンペーンに使われることとなりました。具体的な内容は以下。
驚くべき犬の放棄理由
- カエルを追いかける
- 雨の日に散歩したら見た目が変わった
- 愛情と注目を求めすぎる
- 赤ちゃんが真似して庭にウンチをするかもしれない
- やんちゃすぎて落ち着かない
- 年を取ったからどうせじきに死ぬ
- 隣の猫を怖がっている
- 毎朝吠える
- しっぽを振りすぎる
- いつも空腹で後をついてくる
- 咳ばかりして寝不足になった
- 子犬が寝てばかりいる
11月26日
エクアドルで開催されたアドベンチャーレースの大会において、チームに付きまとって700kmも移動した野良犬が、このたびチームの一員となりました。スウェーデンのアドベンチャーレースチーム「ピークパフォーマンス」に迎え入れられたのは、年齢不詳の「アーサー」(Arthur)という野良犬。「アドベンチャーレース」とは自然の中で多様なアウトドア競技をこなしながら、ゴールを目指すレースのことです。エクアドルのアマゾンで行われていたこの過酷なレースに参加していた「ピークパフォーマンス」のメンバーたちは、とある休憩地点で野良犬と出会います。いかにもおなかをすかせた様子を哀れに思い、ミートボールを与えたのが運命でした。犬はその後、チームの行く先々に付きまとい、山を越え、川を泳ぎ、膝丈もある沼地を超え、6日間かけてとうとうゴールまでしてしまったそうです。
チームメンバーはレースの途中、犬自身の安全を考えて何度も振り切ろうとしましたが、彼はとことん付いてきたとのこと。こうした彼のひたむきな思いをむげにはできず、結局メンバーの一人Mikael Lindnordさんが、自国へ連れ帰りペットとして飼うこととなりました。 Source---traveller24
11月22日
中国陝西省にある西北農林科技大学で、マスコット犬の地位を確立しつつあった野良犬の「キャスパー」が、大学の職員によって無慈悲に毒殺され、学生たちが悲しみに包まれています。西北農林科技大学は中国の陝西省(せんせいしょう)雲林県にある大学。この大学で英語と微分積分のクラスに参加していた野良犬のキャスパーは、いつの間にかマスコット的な存在になっていました。そんなキャスパーが今月に入り、誰かに毒殺された姿でごみ箱に打ち捨てられているのが見つかり、学生たちは怒りと悲しみに包まれています。
大学のスポークスマンによると、キャスパーのみならず、キャンパス内にいた野良犬は全て駆除したとのこと。理由は、教師や学生にかみつく危険があり、また由緒ある大学の評判を傷つけるということでした。愛嬌のあるキャスパーに親しみを覚えていた学生たちは、「殺す必要はなかった」、「彼が誰かの邪魔をしたことなんて一度もなかった」と語り、突然の別れを悼んでいます。 Source---Mail Online
11月18日
栃木県警は18日、県内で多くの小型犬の死骸が相次いで見つかった事件で、元ペットショップ店員の男を、廃棄物処理法と動物愛護法違反などの疑いで逮捕しました。逮捕されたのは、栃木県那須塩原市の元ペットショップ店員・木村正樹容疑者(39)。警察によると木村容疑者は、県内や県外の複数のペットショップで働いたことがあり、今も犬の譲渡などに関わっているとのこと。先週警察に出頭し、10月30日夜から翌日の昼間にかけ、複数の現場に犬の死骸を放置したことを認めたことから、今回の逮捕につながりました。
調べに対し容疑者は「先月下旬に県外の知り合いから無料で犬を引き取り、木の箱に入れてトラックで運んでいたが、この間に犬が死んだので困って捨てた。報道されて捕まると思って出頭した」などと供述しており、警察では犬が死んだ経緯や、死骸を遺棄した動機などについて調べを進めています。 Source---NHK NEWS WEB
11月14日
イギリスの動物保護団体「Dogs Trust」は、 クリスマスシーズンを前に「プレゼント」と称して安易に犬を購入することに対して警鐘を鳴らしています。団体の調べによると、仲介業者は200ポンド(約3万6千円)で東欧から犬を輸入し、それに550ポンド(約10万円)上乗せして国内で売りさばいているといいます。しかし倫理観の薄い東欧の獣医師は、いとも簡単に診断書やワクチン接種証明書を偽造するとか。結果として、ワクチンも受けておらずどんな病気を持っているかもわからない子犬たちが、狭いケージに入れられ、数百キロにも及ぶ長旅を強いられるそうです。
こうしたペット流通の背景には、2012年の規制緩和により動物の国境通過が簡単になったことがあります。検疫期間を設けずに国をまたぐことができるため、2011年から13年の間にハンガリーからイギリス国内に流れてくる子犬の数が6.6倍、そしてリトアニアからの数が8倍に増加したとのこと。
「Dogs Trust」は、クリスマスプレゼントとして何気なくネットで注文した犬が、どのような流通経路を通って国内に入ってきたのかをよく調べなければならないと、警鐘を鳴らしています。 Source---Mail Online
11月14日
タイの立法議会は12日、犬や猫の盗難や虐待の温床となっていた、「犬肉・猫肉売買」を禁止する法案を可決しました。水曜日、議会の外には法案の可決を呼びかけたセレブたちが集まり、世界中から募った11万4千にも及ぶ署名を議員に提出。国際的なプレッシャーを受けたタイの議会は、かねてから問題視されていた犬肉・猫肉の売買を禁止し、同時に動物を生きたままエサとして与える「ライブフィーディング」など、20の行為を違法化しました。タイにおける犬食は、犬の盗難や虐待を助長するということで、イギリスの動物保護団体「SoiDogFoundation」などが中心となって批判を続けていた問題です。今回の法案成立により、密売業者たちが悪用していた法の抜け穴が埋められ、取り締まりが強化されることが期待されます。 Source---Independent Online
11月12日
埼玉県内で昨年10月~今年7月、河川敷、公園、住宅街といった場所で、チワワなどの小型犬計46匹が捨てられていたことが産経新聞の取材で分かりました。県とさいたま市によると、小型犬が発見された場所は同市桜区の秋ケ瀬公園、朝霞市や志木市の河川敷、東松山市大谷の住宅街など。46匹のうち39匹がチワワで、そのうち5匹は生後1日ほどの幼犬だったといいます。犬たちはその後、いったん保健所やさいたま市動物愛護ふれあいセンターなどに保護され、動物愛護団体や希望者の元に引き取られていきました。
県生活衛生課では悪質な繁殖業者が何らかのかかわりを持っている可能性を考慮し、「飼育数が激しく増減している業者などを監視する」としています。またこうした大量遺棄の背景には、昨年9月に施行された改正動物愛護法に基づき、県内の犬猫販売業者に対して年間の飼育計画や販売状況を提出するよう義務づけたことがあるとにらんでいます。 Source---産経新聞
11月11日
エボラ出血熱から生還したスペインの看護師テレサ・ロメロさんが、飼い犬のエクスカリブルが強制的に安楽死処分させられたことを受け、政府に対し補償金を求める訴えを起こしました。エクスカリブルが安楽死させられたのは、10月9日のこと。ウイルスに感染しているかどうかの確認がされず、また処分の中止を求める30万人近くの請願書を無視して決行されました。約1ヶ月の治療期間を経て退院した飼い主のテレサ・ロメロさんはこの悲劇を目の当たりにし、政府に対して120,000ポンド(≒2200万円)の補償金を求める訴えを起こしました。また同時に、マドリッド福祉局の代表ジャヴィエ・ロドリゲス氏を名誉棄損で訴えることも検討中とのこと。同氏はテレサさんに対し、「医師に対して情報を隠匿した」とか「正式な手順を怠ったからエボラに感染した」といった言いがかりをつけたとされています。 Source---MAIL ONLINE
11月7日
神奈川県警生活経済課は6日、ペット用の医薬品を無許可で販売したとして、横浜市港北区の獣医師・中野孝雄容疑者(60)ら3人を、薬事法違反の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは、港北区鳥山町にある「三和犬猫病院」で院長を務める中野容疑者のほか、同病院に勤務する女性獣医師(後に不起訴)、および看護担当の女性(後に不起訴)。県警の発表によると中野容疑者らは、知り合いのブリーダーに対して薬を大量に仕入れたことを宣伝。ファクスで注文を受けて宅配便で発送していたといいます。また帳簿に記載されているだけでも、2013年1月~14年6月の期間、延べ約2200人に対し、約7500万円の売り上げがあったとのこと。
薬事法の規定によると、獣医師が診察なしで薬を出した場合、それは「処方」ではなく「販売」に該当するため、都道府県の許可が必要になるとされています。 Source---YOMIURI ONLINE
11月6日
10月下旬、河川敷で40匹を超える犬の死骸が発見された栃木県で5日、県動物愛護指導センターの職員が、新たに27匹の犬の死骸を見つけました。死骸が発見されたのは、栃木県那珂川町富山の林道の崖下。10月31日、成犬42匹の死骸が見つかったさくら市の鬼怒川河川敷からは、約20キロの距離です。新たに発見された犬たちは合計27匹で、犬種はミニチュアダックスフント、トイプードル、チワワなど。すべて成犬だったといいます。また死骸が見つかった場所では生きているトイプードルが1匹、そして近くの林道では4匹が合わせて見つかったとのこと。
県動物愛護指導センターの職員から通報を受けた県警では、廃棄物処理法違反の疑いで捜査を行っています。なお生きて見つかった犬5匹は、センターに収容されました。 Source---YOMIURI ONLINE
11月4日
今年で6回目となる「ベストアイドルドッグ」に、家電メーカー「日本ビクター」のシンボルとして親しまれてきた犬の「ニッパー」が選出されました。「ベストアイドルドッグ」は、家族の一員ともいえる犬と人間とのきずなを深めるため、ホリプロが認定している称号。過去には「忠犬ハチ公」、「ブサカワ犬わさお」、「山岳ガイド犬平治」などが選出されています。6回目となる今年は、蓄音機に向かって首を傾げる姿で有名な「ニッパー」に授与されることが決定しました。またニッパーが今年で生誕130周年を迎えることにちなみ、ビクターエンタテインメントからは130個限定の指輪も発売されるとのこと。「ベストアイドルドッグ」の正式発表は、「いいワンワン」の語呂に合わせ11月11日に「ホリプロアイドルドッグ.jp」のホームページから、そして限定生産の指輪も11日からビクターオンラインショップなどで注文を受け付ける予定です。 ホリプロアイドルドッグ.jp Source---Sponichi Annex
11月3日
アメリカ国内で初のエボラ出血熱感染者として話題となった看護師が、無事に愛犬と再会を果たしました。愛犬であるキャバリアキングチャールズスパニエルのベントリー(Bentley)と再会を果たしたのは、テキサス州ダラスに暮らす看護師ニーナ・ファムさん。10月中旬、エボラ出血熱への感染が確認され、入院治療を続けていました。今月1日、無事に退院した彼女は、21日間の検疫を余儀なくされていた愛犬のベントリーと再会。ベントリーは一時、安楽死処分されるのではないかとの噂が飛び交っていましたが、ウイルスへの感染が確認されなかったため、今回の熱い抱擁が実現したということです。 Source---FNN
11月3日
盲導犬に対するいたずらに目を光らせていることを示す「盲導犬見守りスト宣言」タグが、Twitterを媒体として広がりつつあります。このタグを考案したのは、愛知県大府市の主婦山岸夕紀子さん(42)。製作のきっかけは今年7月、盲導犬「オスカー」に対し、悪質ないたずらと思われる傷害事件が発生したことだったといいます。タグの表面には「盲導犬を見守ります」という意思表示が記されており、不届きないたずら者に対する抑止効果と同時に、時として過酷な状況に置かれる盲導犬への社会的認知度を高める効果を狙っているそうです。
サイズは縦4.5センチ×横3センチのプラスチック製。希望者は下記ブログまで。 盲導犬見守りスト宣言
11月1日
10月31日午前11時40分ごろ、栃木県さくら市氏家の鬼怒川左岸の河川敷付近で、小型犬約40頭の死骸が発見されました。栃木県警によると、死んでいたのは純血種の成犬で、川岸や河川の中に投げ捨てられたような状態で見つかったとのこと。遺体には目立った外傷はなく、中にはスカーフなどを身につけた犬もいたといいます。現在解剖して死因を調べていますが、県警は、何者かが不法投棄した可能性があるとみて、廃棄物処理法違反などの疑いで捜査中です。 Source---産経ニュース