3月30日
前足しかないにもかかわらず、二足歩行で海辺を元気に走り回る「ダンカン」(Duncun)の動画が話題です。ダンカンはワシントンで活動している慈善団体「PandaPawsRescue」から引き取られたボクサー。後足の奇形を持って生まれたため、生後まもなく切断することを余儀なくされました。不自由な下半身を補助するため、専用の車椅子を持っているものの、あまりおきに召さないとか。 Two Legged Boxer Duncan
3月24日
茨城県において2013年度内に処分された犬の数が、8年連続で全国最多となる3,177頭だったことが、NPO法人「地球生物会議ALIVE」の調査で分かりました。当調査は、動物行政を所管する都道府県や政令指定都市などの全自治体を対象に、NPO法人「地球生物会議ALIVE」が毎年行っているもの。その結果、茨城県内で殺処分された犬の数が3,177頭と、2位の沖縄県(2,501頭)、3位の広島県(2,236頭)を大きく上回り、全国ワースト1であることが明らかとなりました。
県生活衛生課によると、2013年度、県動物指導センターに収容された犬の総数は3,893頭。収容犬の内訳は、捕獲された野良犬が2,494頭(64.0%)、飼い主が判明しないまま保護された犬が752頭(19.3%)、飼い主が直接放棄を申し出た犬が647頭(16.6%)で、最終的な殺処分率は81.6%に達したとのこと。
同県における犬の処分頭数は年々減少傾向にあるものの、減少率に関しては鈍化気味。「全国ワースト1」という不名誉な結果に対し同課は「とても残念。今年度は約3割減のペースで推移している。引き続き市町村とも協力しながら、処分頭数“ゼロ”を目指して頑張りたい」としています。 Source---茨城新聞
3月20日
中国東部にある浙江省(せっこうしょう)で18日に行われた高級ペットの見本市において、チベタンマスティフの幼犬が、史上最高値となる1200万元(約2億円)で売却されました。中国紙「銭江晩報」によると、売却されたのは体重が90キロほどある1歳のチベタンマスティフ。購入したのは、不動産開発業を営む裕福な男性だということです。「純血のチベタン・マスティフは、中国の至宝であるジャイアントパンダと同じく、非常に希少。だから値段も高い」というのは販売した繁殖業者の言。同じ会場で別のチベタンマスティフに付いた600万元(約1億円)という値段も、この男性の言葉を裏付けているようです。
現在、「史上最も高値で取引された犬」としてギネスブックに認定されているのは、2011年に売買されたチベタンマスティフのビッグスプラッシュ。このときの価格は、1000万元(約1億6000万円)だったことから、購入した男性が記録更新を申告すれば、これまでの過去最高額が塗り替えられる可能性も出てきました。 Source---AFP
3月19日
女優の杉本彩さんは3月17日、動物愛護を目的とした一般財団法人「Eva」(エヴァ)を立ち上げました。同団体の最終目標は、専用施設を建て、飼い主から飼育放棄された動物たちを保護すること。理事長に就任する杉本さんは、「芸能人でいることが目的ではない。芸能人という肩書きを利用して、動物愛護をアピールしていきたい」と、意気込みを語っています。 動物環境・福祉協会Eva
3月16日
イギリス国内では、「ペットグッズ小売店の中に特設ブースを設置して犬や猫の里親募集を行う」というスタイルに関し、論争が巻き起こっています。ペットグッズ小売の大手「ペッツアットホーム」(Pets At Home)の店内に、犬や猫のための「養子縁組センター」(rehoming centre)を設けたのは、慈善団体大手の「RSPCA」(英国王立動物虐待防止協会)、「Battersea Dogs & Cats」、「Cats Protection」など。こうした団体は、「啓蒙する良い機会になる」、「厳正な審査を行うことで衝動買いを予防できる」、「活動資金集めにもなるし、引き取られる動物の数も増える」として、このスタイルの有効性を強調しています。一方、こうした主張に対し一部の動物愛護派は、「衝動買いを促す」、「狭い場所に閉じ込めるのは動物の福祉を損なっている」、「ショーケースに展示してお金を取るというスタイルはペットショップと同じだ」といった反論を展開しており、にわかには決着が付かない様相を呈しています。
なお、犬や猫を引き取る際には料金が必要となりますが、それは犬猫の「価格」ではなく「引き取り料金」という名目になります。果たしてこのスタイルは、有効な結果を出し、市民権を得ることができるのでしょうか? Source---Daily Mail Online
3月16日
神奈川県川崎市にある聖マリアンナ医科大病院では、2015年4月をめどに、病院内に常駐するセラピードッグの受け入れを検討しています。セラピードッグとは、医療施設内でも触れ合えるよう、特殊に訓練された犬のこと。入院患者の心のケアや治療への意欲向上を目的としています。聖マリアンナ医科大病院ではこれまで、日本盲導犬協会や日本介助犬協会の協力を得て、合計7回に及ぶセラピードッグの病棟訪問を実施。その結果、小児病棟の子供たちだけでなく、大人の入院患者にも好評だったことから、病院内に常駐する「勤務犬」の設置を決定しました。
県内ではほかにも、横浜市戸塚区にある「横浜舞岡病院」が2009年から、茅ヶ崎市にある「湘南東部総合病院」が2011年から、年に数回、NPO法人「日本アニマルセラピー協会」からセラピー犬の派遣を受けています。同協会の高松雅行理事長は「これまでに全国で1,000か所以上を訪問したが、犬が患者をかんだり、感染症をうつしたりする事故は起きていない。今後も派遣事業を広げていきたい」と話しています。 Source---読売新聞
3月14日
ブラジル・リオデジャネイロ州議会は12日、犬と猫に対する整形手術を禁止する法案を可決しました。当方案は、保守派のグラサ・ペレイラ議員らが昨年の7月から推進してきたもの。禁止の対象となるのは、犬のしっぽを切り落とす「断尾」(だんび)、耳を切り落とす「断耳」(だんじ)、および猫の爪を指先ごとを切り落とす「抜爪術」(ばっそうじゅつ)などです。
ブラジル国内では昨年ごろから、にわかに動物愛護の機運が高まっています。2013年10月には、サンパウロ郊外で動物愛護団体の抗議グループが医薬品研究所に押しかけ、動物実験用のビーグル200匹を解放するという騒動が起こりました。結果として、サンパウロ州では今年1月から、化粧品開発のために動物を実験台にすることが禁止されています。 Source---AFP
3月11日
アメリカ・カリフォルニア州発、犬の体に手軽にボディペイントができるスプレー缶「PetPaint」が話題です。当商品を開発したのは、カリフォルニア州カーピンテリア出身の35歳、エイブ・ギアリー氏。思いついたきっかけは、婚約者にプロポーズする際、ペットの体に「Will you marry me ?」(結婚してくれますか?)と書いたことだといいます。それから2年後、丸1年の試行錯誤を経て開発された「PetPaint」は、噴き付けた後20秒で乾き、人畜には全くの無害とのこと。ギアリー氏は「ペットの体に絵を描くなんておかしいという偏見を変えたい」と語っています。
「PetPaint」は現在、スプレー缶で8色あり、価格は1缶10ドルです。テンプレートデザインを手軽にスプレーできるマスキングキットも販売されています。 PetPaint
3月10日
福島県白河市の「フクシマスペイクリニック」では、東日本大震災により原発周辺に取り残された犬と猫を対象に、不妊手術を専門とした医療活動を行っています。同クリニックは、神戸市に本部をもつ民間非営利団体「アニマルレスキューシステム基金」が2012年9月に開設したもの。1995年の阪神大震災の後、野良犬や野良猫が出産を繰り返して数が増え、殺処分せざるを得なかったという教訓から、不妊手術(=spay)専門の病院として運営しています。
手術を受けさせるため、犬猫たちを保護するのはボランティアの人たち。そして実際の手術を行うのは、主に県外からやってきた獣医師です。受け取る報酬は協力金だけという、半ばボランティアのような形であるため、施術は週末が中心となります。
執刀に当たる獣医師の数はまだまだ不足しているのが現状で、基金代表の山崎ひろさん(45)は「動物の犠牲を増やしたくない」と語っています。 FUKUSHIMA SPAY CLINIC Source---福島民報
3月6日
ニューヨークの刺青師が、麻酔を受けて眠っている飼い犬に対し、遊興目的でタトゥーを施したとして物議をかもしています。騒動を巻き起こしたのは、ニューヨーク・ブルックリンで刺青師として働くミスター・メトロ(Mistah Metro)という名の男性。 彼は、動物病院で手術を受け、麻酔で眠っている犬に対し、ハートに矢が刺さったデザインのタトゥーを施しました。さらにその写真を、「うちの犬はあんたらの犬よりクールだぜ」というコメントと共に、写真共有サービス「Instagram」にアップロードしたことから、愛犬家たちの逆鱗に触れてしまいます。
この写真を見た一部のTwitterユーザーたちは「この写真が合成じゃなかったら、お前の頭はいかれている」という強い口調で糾弾しており、犬を飼い主から引き離すための動きも広まりつつあるようです。
なおニューヨークでは、犬に対して刺青を施すこと自体は法律違反ではないものの、「ASPCA」(アメリカ動物虐待防止協会)は、個体認識目的以外のタトゥーに対し否定的な立場を表明しています。 Source---Daily Mail Online
3月5日
【イギリス】3月4日、生後2ヶ月の子犬をコンクリートのステップに放り投げるなどして虐待した男に対し、80日間の禁固刑が言い渡されました。事件を起こしたのは、イギリス・カンブリア郡に暮らす23歳のリーアム・バックハウス(Liam Backhouse)被告。被告は昨年の11月、生後2ヶ月のスタッフォードシャーブルテリアを、「家の中に入ろうとしない」という理由で、コンクリートのステップに放り投げたり、蹴るなどした疑いがもたれています。子犬の叫び声を聞いた近所の人がこの様子をビデオに録画。これが証拠となり、80日間の禁固刑、および今後7年間に渡って動物の飼育を禁止という判決が言い渡されました。
タイタンという名だった子犬は、その後RSPCAに保護され、現在はダドリーと改名されて新たな家庭を探しています。 Source---Mail Online
3月2日
大阪府泉佐野市は、犬の糞害対策の財源として「犬税」を導入するという案に関し、本格的な検討を開始しました。「犬税」は、犬の飼い主から一律に2,000円を徴収するという法定外税。2月28日に開かれた初の検討会には、大学教授や弁護士、市民ら8人が出席し、各立場からの意見を出し合いました。市の構想は「畜犬登録を済ませた飼い主約5,000人から、2,000円ずつ徴収する」というものですが、識者たちからは「未登録で犬を飼っている住民もいる」、「まずは住民参加型の対策を検討すべき」などの意見も出ています。
泉佐野市では、昨年9月におけるふんの放置件数が186件だったものの、今年の1月には688件と再び増加傾向を見せており、早急な糞害対策が求められています。市は今後、検討委の答申を受け、今年度中(平成26年)の税導入を目指しているとのこと。 Source---産経ニュース