アメリカンイングリッシュクーンハウンドの基本情報
アメリカンイングリッシュクーンハウンドの歴史・ルーツ
アメリカンイングリッシュクーンハウンドの起源は、17世紀から18世紀にかけて開拓民がヨーロッパからアメリカ南部に持ち込んだ「フォックスハウンド」と総称される猟犬です。特にこれらのフォックスハウンドから長い時間をかけて改良された「バージニアハウンド」(Virginia
Hound)が基礎犬となっていますが、犬種改良にはロバート・ブルック(1650年ころ)、トーマス・ウォーカー(1740年ころ)、そしてアメリカ合衆国初代大統領であるジョージ・ワシントン(1770年ころ)が関わっています。作出過程ではアメリカンフォックスハウンドと掛け合わせて持久力と器用さを獲得し、またブラッドハウンドと掛け合わせて嗅覚が向上しました。また、「ツリーイング」(treeing)と呼ばれる、獲物を樹上に追いやる猟法を体得しています。
バージニアハウンドは、野生のイノシシ、クマ、シカ、クーガーなどの大型動物のハンティングでも力を発揮していましたが、夜は主にアライグマ(クーン, coon)を、そして昼は土着のアメリカンレッドフォックスなどの小動物を追いかけていました。このことから1905年、UKC(United Kennel Club)による最初の公認を受けたときの名前は「イングリッシュ・フォックス・アンド・クーンハウンド」になっています。
1945年「ツリーイングウォーカークーンハウンド」、翌1946年「ブルーティッククーンハウンド」が別犬種として認定されたのに合わせ、主にレッドティックの被毛をもつ犬が「アメリカンイングリッシュクーンハウンド」というカテゴリでくくられ、2011年になってようやくハウンドグループとしてAKCの公認を得ました。しかしカナダやイギリスにおいてはいまだに公認されておらず、「イングリッシュクーンハウンド」や「レッドティッククーンハウンド」など、国によって呼び方はまちまちです。
バージニアハウンドは、野生のイノシシ、クマ、シカ、クーガーなどの大型動物のハンティングでも力を発揮していましたが、夜は主にアライグマ(クーン, coon)を、そして昼は土着のアメリカンレッドフォックスなどの小動物を追いかけていました。このことから1905年、UKC(United Kennel Club)による最初の公認を受けたときの名前は「イングリッシュ・フォックス・アンド・クーンハウンド」になっています。
1945年「ツリーイングウォーカークーンハウンド」、翌1946年「ブルーティッククーンハウンド」が別犬種として認定されたのに合わせ、主にレッドティックの被毛をもつ犬が「アメリカンイングリッシュクーンハウンド」というカテゴリでくくられ、2011年になってようやくハウンドグループとしてAKCの公認を得ました。しかしカナダやイギリスにおいてはいまだに公認されておらず、「イングリッシュクーンハウンド」や「レッドティッククーンハウンド」など、国によって呼び方はまちまちです。
アメリカンイングリッシュクーンハウンドの性格・特徴
アメリカンイングリッシュクーンハウンド性格は、群れで行動できるように選択繁殖されてきたため、他の犬や人間とは非常に仲良く共生できます。ただし小動物を追いかける本能が強いため、小さなペットとの同居は控えたほうがよいでしょう。忠誠心が高く社交的ですが、しつけにはやや時間がかかります。犬種特有の遺伝病はありませんが、ハンティングの途中で熱中症にかかりやすいので要注意です。ハウンド犬特有のよくひびく叫び声をもっており、番犬としても役立つでしょう。被毛はレッドティック、ブルーティック、トライカラーティックの3タイプあり、長さは短毛からミディアムで、硬い肌触りです。同腹の子犬でも被毛パターンが様々で、遺伝子の多様性を物語っています。
アメリカンイングリッシュクーンハウンドのお手入れ・注意点
アメリカンイングリッシュクーンハウンドは非常に活発で運動好きな犬種なので、中等度の運動が必要です。毎日1時間程度の散歩を取り入れてあげましょう。また被毛は短毛なため、週1回ブラッシングする程度で十分です。毛質が硬いので、ブラシは頑丈な獣毛ブラシなどを用います。
アメリカンイングリッシュクーンハウンドの動画
以下でご紹介するのはアメリカンイングリッシュクーンハウンドの動画です。
木の枝にぶら下がっているブリキ缶に飛びつこうとしています。これが「Treeing」(ツリーイング)と呼ばれる動きで、獲物を樹上に追い詰めてハンターの射撃を支援します。
木の枝にぶら下がっているブリキ缶に飛びつこうとしています。これが「Treeing」(ツリーイング)と呼ばれる動きで、獲物を樹上に追い詰めてハンターの射撃を支援します。