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ブルーティッククーンハウンド

 ブルーティッククーンハウンドの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ブルーティッククーンハウンドの基本情報

ブルーティッククーンハウンド
  • 体高
    オス⇒ 56~69cm
    メス⇒ 53~64cm
  • 体重
    オス⇒ 25~36kg
    メス⇒ 20~29kg
  • 分類
    ハウンドグループ
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ブルーティッククーンハウンドの歴史・ルーツ

 ブルーティッククーンハウンドは、1900年代初頭、アメリカ南部のルイジアナ州などでアライグマを始めとする小動物を狩るときの猟犬として開発された犬種です。作出過程ではイングリッシュフォックスハウンドアメリカンフォックスハウンド、フランス南東部産のグランブルードガスコーニュ、アメリカ土着のブラックアンドタンバージニアフォックスハウンドなどが用いられています。
 1945年まで、アメリカでは長らくUKC(United Kennel Club)における登録名「イングリッシュクーンハウンド」と呼ばれていましたが、弱い臭跡にも反応してくれる猟犬への志向から違う犬種の独立が検討され、1946年、「ブルーティッククーンハウンド」というカテゴリが設けられました。AKCで公認されたのは比較的近年で、2009年のことです。ちなみに、ブルーティッククーンハウンドの亜種として「アメリカンブルーガスコン」(American Blue Gascon)がいますが、これは体が一回り大きくて体重もあり、より猟犬色が濃いという特徴があります。

ブルーティッククーンハウンドの性格・特徴

 ブルーティッククーンハウンドの性格は非常に賢く忠実ですが、猫や小動物などに対しては猟犬としての本能が目覚めてしまうため注意が必要です。また、においに対する執着が強いため、リードなしで開放する場合はドッグランなど囲いのしっかりした場所に限ります。
 身体は頑健で運動神経がよく、ブルーに見える被毛が特徴です。被毛は ほどよい粗さと光沢を兼ね備えており、黒と白、および若干のタンのまだら模様が独特のブルーを生み出しています。頭部と耳はもっぱら黒で占められ 目の上にはタンが入り、頬は深紅色です。指先はアーチができて猫のような様相を呈し、ひときわ大きいことで知られています。また、「ハウンドドッグ・ボール」(hound-dog bawl, ボールとは「わめく」の意)と呼ばれる特徴的な吠え声が有名です。嗅覚に優れ、古くなった臭跡でも根気よくたどることができる「コールド・ノーズ」(cold nose)の持ち主です。

ブルーティッククーンハウンドのお手入れ・注意点

 ブルーティッククーンハウンドは非常に活動的なので、最低でも1日1時間以上の運動が必要です。遠吠えを始めとする吠え声が大きく、またしつこいため、早期のしつけが重要でしょう。よだれが多いため頻繁に口周辺を拭いてあげる必要があります。また、垂れ耳なので定期的な耳掃除も必須です。
 健康面では「多発性神経根炎」をやや発症しやすいといわれています。これは徐々に手足の麻痺が進行していき、時間と共に回復する病気ですが、アライグマに噛み付くことで感染すると信じられていることから「クーンハウンド麻痺」とも称される病気です。
 グルーミングは、抜け毛が少ないため、週に1回程度のブラッシングで十分でしょう。

ブルーティッククーンハウンドの動画

 以下でご紹介するのはブルーティッククーンハウンドの画像集です。ニールヤングの歌には、ブルーティッククーンハウンドをテーマにしたものがあるとか。
元動画は→こちら
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