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イングリッシュトイテリア

 イングリッシュトイテリアの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

イングリッシュトイテリアの基本情報

イングリッシュトイテリア
  • 体高
    25~30cm
  • 体重
    2.7~3.6kg
  • 分類
    Group3(FCI)/Toy(UK)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

イングリッシュトイテリアの歴史・ルーツ

 イングリッシュトイテリアの起源は、1800年代のイギリスで興行のために用いられていたテリア種です。「ネズミ殺し」(Rat Killing)と呼ばれていたこの興行では、仕切りの中に一定数のネズミと犬を放り込み、犬が全てのネズミを殺し尽くすまでのタイムが賭けの対象とされました。
 1800年代後半になり、「ネズミ殺し」が法によって禁止されると、犬たちは活躍の場をショーリングへと移しました。ドッグショーデビューを飾った当時は「ブラックアンドタンテリア」(Black and Tan Terrier)と呼ばれていましたが、しばらくすると体の大きさによって2つの種類に分類されるようになり、大きいものは「マンチェスターテリア」、小さいものは「ミニチュアブラックアンドタンテリア」と呼ばれるようになりました。1962年、このうちの小さい方が「イングリッシュトイテリア」(English Toy Terrier)と改称され、現在に至ります。つまりマンチェスターテリアとイングリッシュトイテリアは、体の大きさが違う兄弟犬種ということです。
 なおアメリカではマンチェスターテリアより一回り体が小さいものは、「トイマンチェスターテリア」と呼ばれていますが、独立犬種ではなくマンチェスターテリアの亜種として扱われています。

イングリッシュトイテリアの性格・特徴

 イングリッシュトイテリアは敏捷で活発です。小動物に対する追跡衝動がやや強いため、他の動物と同居する際は注意する必要があります。
 被毛は短く光沢があります。色はブラックアンドタンで、タンは前足、後足、顎の下に入ります。

イングリッシュトイテリアのお手入れ・注意点

 イングリッシュトイテリアには、毎日30分から1時間程度の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、週に1回のブラッシングと、汚れた時に濡れタオルで拭いてあげる程度で大丈夫でしょう。

イングリッシュトイテリアの動画

 以下でご紹介するのはイングリッシュトイテリアの動画です。
 イギリスの犬種協会では、イングリッシュトイテリアを絶滅危惧犬種に指定しています。個体数を伸ばすため、アメリカで発達したマンチェスターテリアの亜種「トイマンチェスターテリア」を、遺伝子プールに入れようとする動きもあります。
元動画は→こちら
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