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トイプードル

 トイプードルの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

トイプードルの基本情報

トイプードル
  • 体高
    オス⇒ 25~28cm
    メス⇒ 23~26cm
  • 体重
    オス⇒ 5~7kg
    メス⇒ 5~7kg
  • 分類
    トイグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

トイプードルの歴史・ルーツ

バーベット  プードルの起源は定かではありません。祖先に当たる犬は古くから中央アジア、ポルトガル、ギリシャ、モロッコ、ロシアなどに広く分布していたと考えられ、最終的にはドイツからフランスに入り、そこで改良と小型化が行われました。現在のプードルにもっとも影響を与えたと考えられているのが、ドイツ原産の「バーベット」(写真右)という被毛がカールしたタイプの犬種です。プードルが小型化された過程は明確な記録としては残っていませんが、16世紀のフランスでは既にミニチュアプードルが存在し、ルイ16世の時代(18世紀頃)にはトイプードルの存在が確認されています。
 18世紀になるとプードルは貴族の間でも流行し、特にフランスにおいては王侯貴族の寵愛を受け、フランスの国犬にまでなりました。19世紀に入って小型化が進むと、愛玩犬として一般大衆にも普及していきます。
 プードルはサイズにより「スタンダード」、「ミニチュア」、「トイ」の3種類に分類されます。
 スタンダードプードルは泳ぎが得意で、水鳥猟におけるレトリバー、つまり回収犬として不可欠な作業犬です。
 ミニチュアプードルは特に嗅覚が優れており、フランスにおいてはトリュフ(地中に埋まっているキノコの一種)を見つける際に活躍しています。
サーカス内のプードルたち  トイプードルはあらゆる犬種の中で最も多芸・多才であり、その頭のよさからサーカスなどにも頻繁に登場します(写真右)。
 プードルの犬名は、ドイツ語で「水がはねる」を意味する「プーデルン」(pudeln)から来ていると言う説が有力です。またフランスにおいては「シャン・カナール」(chien canard)、つまり「カモ犬」と呼ばれていた時期もあり、現在ではその名残で「caniche」と呼ばれています。

トイプードルの性格・特徴

 プードルの性格は、スタンダードプードルが最も穏やかだといわれます。ミニチュア、及びトイプードルの方が比較的神経質な面がありますが、一般的には聡明で明るく、物覚えが良くて人なつこいといえます。 コンチネンタルクリップ
 プードルといえば、「コンチネンタルクリップ」と呼ばれる独特のシルエット(写真右)をイメージする人が多いようですが、このトリミング方法は元々水中作業に合わせて考案されたものでした。胸部や関節部分の被毛をを厚く残すのは、水中での体温低下を防ぐためです。また通称「ボンボン」と呼ばれる尾の先の被毛は、プードルが遠くまで泳いでいっても、猟師が見つけやすくするための目印として使われていました。プードルには換毛期(抜け毛の時期)がなく、体臭も少ないのが特徴です。
 なお日本においては近年、「ティーカッププードル」という極端に体の小さいプードルの名前をちらほら耳にします。しかしこの犬名は犬種登録されているわけではありませんので、必然的にこの名前が血統書に記載されることもありません。悪質なブリーダーによる乱繁殖同様、注意したい点です。

トイプードルのお手入れ・注意点

 スダンダードプードル、ミニチュアプードル、トイプードルには毎日の運動や散歩と共に、知的な遊びを取り入れる必要があります。短めの散歩や服従訓練を取り入れた遊びなどがよいでしょう。被毛の手入れとしては、ショーに出ないのであれば週1回ほどのブラッシングをしましょう。被毛が抜けると束になりやすいので、1~2ヶ月に一度のトリミングが必要です。

トイプードルの動画

 以下でご紹介するのはトイプードルの動画です。
 トリミングはパピークリップ、ビキニクリップなどバリエーションが豊富ですが、他の犬種に比べてメンテナンスに要する費用と時間はかさみます。通常の被毛が一定の長さまで成長すると自然に抜けるのに対し、プードルの被毛は伸び続けるという特徴があります。抜け毛が少ないという特性からアレルギーになりにくいと主張する人もおり、ラブラドールレトリバーと掛け合わせた「ラブラブラドゥードル」、ウィートンテリアと掛け合わせた「ウードル」、コッカースパニエルと掛け合わせた「コッカープー」などがハイポアレジェニック(アレルギーになりにくい)・ドッグとして、一部ではもてはやされています。
 賢さはボーダーコリーに次いで犬界では2番目といわれており、足が長いことから他の犬にはできないような曲芸もできます。サーカスでたびたび姿を目にするのはこのためです。
元動画は→こちら
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