ポーリッシュローランドシープドッグの基本情報
ポーリッシュローランドシープドッグの歴史・ルーツ
ポーリッシュローランドシープドッグはポーランドを原産とする牧羊犬です。ポーランドにおける呼称「Polski Owczarek Nizinny」の頭文字をとって「PON」とも呼ばれ、本国では切手にもなっています。
正確な祖先は不明ですが、その存在は13世紀頃から確認されており、おそらくプーリーとその他の牧羊犬を基礎としていると考えられています。また16世紀、ヒツジのえさを輸入していたポーランド人商人が6頭の牧羊犬をスコットランドに持ち込み、それを元にビアデッドコリーやオールドイングリッシュシープドッグの祖先犬が作出されたと推定されています。
ポーランド国内では長らく牧羊犬として活躍してきましたが、第二次世界大戦を機に絶滅の危機に瀕してしまいます。1950年代に入り情勢が落ち着くと、ポーランド人医師・Danuta Hryniewiczが中心となって血統の保存が画策されるようになりました。特に「Smok」(龍という意)と名づけられた犬は、現在世界中に存在している全てのポーリッシュローランドシープドッグの祖先となっており、スタンダードもSmokを元にして作成されています。1959年、FCIによって公認されました。
1979年にはアメリカへ渡り、1982年に設立されたElzbieta Kennelによって個体数と知名度が徐々に上昇し、AKCでは2001年、ハーディンググループとして公認されました。

ポーランド国内では長らく牧羊犬として活躍してきましたが、第二次世界大戦を機に絶滅の危機に瀕してしまいます。1950年代に入り情勢が落ち着くと、ポーランド人医師・Danuta Hryniewiczが中心となって血統の保存が画策されるようになりました。特に「Smok」(龍という意)と名づけられた犬は、現在世界中に存在している全てのポーリッシュローランドシープドッグの祖先となっており、スタンダードもSmokを元にして作成されています。1959年、FCIによって公認されました。
1979年にはアメリカへ渡り、1982年に設立されたElzbieta Kennelによって個体数と知名度が徐々に上昇し、AKCでは2001年、ハーディンググループとして公認されました。
ポーリッシュローランドシープドッグの性格・特徴
ポーリッシュローランドシープドッグの性格は落ち着きがあり自信に満ち溢れています。記憶力がよく、しつけに対する反応は上々です。
身体は中型で筋肉質、体長対体高は10:9が理想とされ、横から見ると長方形に見えるのが特徴です。厚い被毛はダブルコートで、アンダーコートは柔らかく密生し、オーバーコートは粗くやや波がかっています。全色・全パターンが許容されていますが、白地に黒、グレイ、チョコレート、サンディの斑点模様が入るもののが多いようです。一般的に成長するにつれて色が薄くなります。
身体は中型で筋肉質、体長対体高は10:9が理想とされ、横から見ると長方形に見えるのが特徴です。厚い被毛はダブルコートで、アンダーコートは柔らかく密生し、オーバーコートは粗くやや波がかっています。全色・全パターンが許容されていますが、白地に黒、グレイ、チョコレート、サンディの斑点模様が入るもののが多いようです。一般的に成長するにつれて色が薄くなります。
ポーリッシュローランドシープドッグのお手入れ・注意点
ポーリッシュローランドシープドッグのお手入れは、もつれや毛玉を予防するために毎日のブラッシングが欠かせません。また、汚れやごみがくっつきやすいので、食後の洗顔とトイレ後の尻拭きも日課にした方がよいでしょう。トリミングはあまり望ましくないとされますが、グルーミングの手間を省くために短くカットするオーナーもいます。また、耳の定期的チェックも必要です。
ポーリッシュローランドシープドッグの動画
以下でご紹介するのはポーリッシュローランドシープドッグの動画です。
2008年、スウェーデンのストックホルムで開催された「 World Dog Show」における「Polski Owczarek Nizinny」、通称「PON」の映像になります。
2008年、スウェーデンのストックホルムで開催された「 World Dog Show」における「Polski Owczarek Nizinny」、通称「PON」の映像になります。