トップ犬の種類は行に属する犬の種類フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグ

 フレンチブルドッグの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

フレンチブルドッグの基本情報

フレンチブルドッグ
  • 体高
    オス⇒ 28~30cm
    メス⇒ 28~30cm
  • 体重
    オス⇒ 10~13kg
    メス⇒ 10~13kg
  • 分類
    ノンスポーティンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

フレンチブルドッグの歴史・ルーツ

ブルドッグ  フレンチブルドッグは、1800年代中頃、イギリスの小型ブルドッグがレース職人と共にフランスに渡り、そこでパグやテリアなどと交配されて生み出されたと考えられています。
 この小柄で立ち耳のミニブルドッグは、フランス上流階級でたちまち人気者となり、「bouledogue Francais」(フランスのブルドッグ)の名で流行しました。さらに1800年代末頃には、フランスを訪れていたアメリカ人の目に留まり、次々とアメリカに輸出されるようになります。1898年には早くも犬種クラブが設立され、1900年代初頭には、アメリカ国内で最も人気のある犬種にまで上り詰めました。その後、世界恐慌や2つの世界大戦によって個体数は減りましたが、1980年代頃から、再び人気を回復し、今日に至ります。
 犬名に関しては、イギリスのケネルクラブが1906年に一旦「ブルドーグフランセ」(Bouledogue Francais)というフランス名で公認したものの、それからわずか6年後の1912年には「フランチブルドッグ」(French Bulldog)と言う英名に改名されています。しかしイギリスの象徴的な犬種とも言える「ブルドッグ」に、「フランスの」という国家名を冠することに対して異議を唱えるイギリス人もいるようです。

フレンチブルドッグの性格・特徴

 フレンチブルドッグの性格は温和で従順です。また陽気で愛情深く、吠えることの少ない飼育しやすい犬種と言えます。
フレンチブルドッグとブルドッグの耳の形状の違い  身体は、コウモリ耳(bat ear)が最大の特徴で、ブルドッグ(バラ耳=rose earが特徴)とフレンチブルドッグとを隔てる大きなポイントになっています。体格は骨量が多く筋肉質で引き締まっており、被毛は滑らかな短毛です。またほとんどのフレンチブルドッグは泳ぐことができず、ゼーゼー音を立てて呼吸をしたり、睡眠時にいびきをかいたりします。また頭の大きさに対して骨盤が小さいため、出産する際は帝王切開が必要になることがあります。

フレンチブルドッグのお手入れ・注意点

 フレンチブルドッグには毎日軽度の運動や散歩が必要です。運動量としては、室内や庭先を走ると言った最低限のもので充分です。マズルが短くて暑さや湿度が苦手なので、夏場は脱水症状や熱中症に注意しましょう。もちろん屋外飼育はできません。短い被毛は、汚れたときに濡れタオルで拭いてあげると言った最小限のケアで充分です。しかし顔のしわの間は細菌が繁殖しやすいため、こまめに拭いてあげるようにしましょう。

フレンチブルドッグの動画

 以下でご紹介するのはフレンチブルドッグの動画です。
 被毛はブリンドル、フォーン、ホワイト、ブラックなどです。頭が大きく重心がやや前方にあるため、ブルドッグ同様泳ぐことができません。海に浮かぶ「ブイ」というよりは海に沈む「いかり」といったところです。またボディバランスが悪いことからオス犬はメス犬にマウンティングすることができず、従って人工授精しなければ自然繁殖は望めません。またメス犬は骨盤が小さく、帝王切開しなければ子犬を出産できないことが多々あります。性格はやや頑固なためしつけには時間を要するでしょう。
元動画は→こちら
フレンチブルドッグトップへ