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オーストリアンピンシャー

 オーストリアンピンシャーの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

オーストリアンピンシャーの基本情報

オーストリアンピンシャー
  • 体高
    オス⇒ 44~50cm
    メス⇒ 42~48cm
  • 体重
    -kg
  • 分類
    Group2(FCI)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

オーストリアンピンシャーの歴史・ルーツ

 オーストリアンピンシャーの起源は定かではありません。オーストリアの田舎町において、ピンシャー(ドイツ語でテリヤの意味)タイプの犬とその土地にいた犬とが混ぜ合わせたり、基礎犬になったと考えられています。
 1900年代初頭、オーストリアのエミール・ハウク(Emil Hauck)という動物学者が、田舎町で「Canis palustris」と呼ばれる原生犬種に近い犬を発見しました。彼はこの犬を元にして、1921年から計画的なブリーディングを開始し、1928年、地元オーストリアの犬種協会から公認を得ました。
 第二次世界大戦後は絶滅寸前まで追い込まれましたが、1970年代に入って 土着の犬と交配することで個体数を伸ばしています。しかし現在でも絶対数が少なく、絶滅危惧種として扱われています。
 現在、オーストリアの犬種協会であるOKVのほか、ベルギーに本拠地を持つFCI、およびアメリカにおいて希少犬種を扱うUKCにおいて公認されています。当初はシュナウザー種と区別するため、「Osterreichischer Kurzhaarpinscher 」(オーストリアの短毛テリヤ)という名前が与えられていましたが、2000年に「ウスタレイヒシャーピンシャー」(Osterreichischer Pinscher)と改名され、英語圏ではこの名を直訳した「オーストリアンピンシャー」と呼ばれています。

オーストリアンピンシャーの性格・特徴

 オーストリアンピンシャーの性格は、やんちゃで遊び好きな反面、見知らぬ者にはやや警戒心を示します。
 アンダーコートは短く密生しており、アウターコートはミディアムレンクスです。色はラセットゴールド(russet gold)と呼ばれる、ややアズキ色に近い金色からブラックまで様々です。ホワイトのマーキングが入る場合は、胸、マズル、首、のど、うなじ、足先、尻尾の先に入ります。

オーストリアンピンシャーのお手入れ・注意点

 オーストリアンピンシャーには、毎日1時間程度の運動をさせてあげる必要があります。被毛の手入れは、汚れた時に濡れタオルで拭いてあげる程度で十分でしょう。

オーストリアンピンシャーの動画

 以下でご紹介するのはオーストリアンピンシャーの動画です。
 動物学者エミール・ハウクは、ドイツの古生物学者H. von Meyerが1843年に「Canis palustris」と名づけた原生犬種を見つけようと、国内を探し回っているとき、オーストリアンピンシャーの基礎犬を発見しました。
元動画は→こちら
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