オーストラリアンケルピーの基本情報
オーストラリアンケルピーの歴史・ルーツ
オーストラリアンケルピーの起源は定かではありません。
1800年代前半、スコットランドから輸入された、被毛が黒いコリータイプの牧畜犬を基礎として作出されたと考えられています。オーストラリアの野生犬であるディンゴの血が混じっているという逸話がありますが、真偽のほどは定かではありません。この犬は、オーストリア南東部にあるニューサウスウェールズ州やビクトリア州において、ヒツジ、ウシ、ヤギなどを統率する牧畜犬として活躍しました。
1800年代後半からの1900年代前半にかけ、ケルピーは様々なドックショーに登場するようになります。被毛が黒いものを、同色の馬にちなんで「バーブケルピー」(Barb Kelpie)、赤いものを「レッドクラウドケルピー」(Red Cloud Kelpie)と呼ぶようになったのもこの頃からです。同じくオーストラリア原産のオーストラリアンキャトルドッグとも、一部血統を共有していると考えられています。
その後ケルピーは、アメリカ、アルゼンチン、カナダ、イタリア、スウェーデン、イギリスなど、世界各国に輸出されるようになりました。アメリカのAKCでは独立犬種としてみなされていませんが、同じくアメリカのUKCやカナダのCKCでは公認されています。
1800年代後半からの1900年代前半にかけ、ケルピーは様々なドックショーに登場するようになります。被毛が黒いものを、同色の馬にちなんで「バーブケルピー」(Barb Kelpie)、赤いものを「レッドクラウドケルピー」(Red Cloud Kelpie)と呼ぶようになったのもこの頃からです。同じくオーストラリア原産のオーストラリアンキャトルドッグとも、一部血統を共有していると考えられています。
その後ケルピーは、アメリカ、アルゼンチン、カナダ、イタリア、スウェーデン、イギリスなど、世界各国に輸出されるようになりました。アメリカのAKCでは独立犬種としてみなされていませんが、同じくアメリカのUKCやカナダのCKCでは公認されています。
オーストラリアンケルピーの性格・特徴
オーストラリアンケルピーは、原産国であるオーストラリアでは、ドックショーに出場することを目的とした「ショーケルピー」と、作業犬として働くことを目的とした「ワーキングケルピー」に大別されています。公認団体も分かれており、前者は「WKC」、後者は「ANKC」という団体が管轄しています。両者に共通しているのは、ミディアムサイズで短毛、立ち耳であるという点です。
ワーキングケルピーには、「スムース」、「ショート」、「ラフ」の3種があり、色に関してはクリームからブラックまであらゆるバリエーションが認められています。牧畜犬としての有能性を基準にして繁殖された系統であるため、非常に頭が良く訓練に対する反応は抜群です。
ショーケルピーの被毛は短いダブルコートで、ブラック、チョコレート、レッド、スモーキーブルー、フォーン、ブラック アンドタン、レッドアンドタンなどのバリエーションがあります。能力よりも見た目を重視して繁殖された系統です。
ワーキングケルピーには、「スムース」、「ショート」、「ラフ」の3種があり、色に関してはクリームからブラックまであらゆるバリエーションが認められています。牧畜犬としての有能性を基準にして繁殖された系統であるため、非常に頭が良く訓練に対する反応は抜群です。
ショーケルピーの被毛は短いダブルコートで、ブラック、チョコレート、レッド、スモーキーブルー、フォーン、ブラック アンドタン、レッドアンドタンなどのバリエーションがあります。能力よりも見た目を重視して繁殖された系統です。
オーストラリアンケルピーのお手入れ・注意点
オーストラリアンケルピーには、毎日豊富な運動をさせてあげることが必要です。200万エーカーの土地で25万匹の羊を統率してきた犬種ですので、家の中に閉じ込めて愛玩犬として扱う事は理想的とは言えません。一日最低でも1~2時間程度の運動をさせてあげましょう。飼い主の側にも体力を要求されますので、飼育に際しては相応の覚悟が必要となります。被毛の手入れは週に1度ブラッシングをし、汚れた時に濡れタオルで拭く程度で大丈夫です。
オーストラリアンケルピーの動画
以下でご紹介するのはオーストラリアンケルピーの動画です。
今でも現役で活躍している牧畜犬で、オーストラリアには100,000頭ほどがいます。ヒツジの背中の上を器用に渡る「シープバッキング」という芸当が得意です。健康面では、股関節形成不全症や膝蓋骨脱臼のほか、小脳が変性・萎縮してしまう「Cerebellar abiotrophy」という病気にも要注意です。
今でも現役で活躍している牧畜犬で、オーストラリアには100,000頭ほどがいます。ヒツジの背中の上を器用に渡る「シープバッキング」という芸当が得意です。健康面では、股関節形成不全症や膝蓋骨脱臼のほか、小脳が変性・萎縮してしまう「Cerebellar abiotrophy」という病気にも要注意です。