詳細
調査を行ったのはカナダにあるニューファンドランド・メモリアル大学のチーム。2007年6月から8月の期間、セント・ジョン市にあるクイディ・ビディのドッグラン(45×65m)を対象とし、人間に制御されていない犬たちが見せる自然な交流行動を観察しました。
観察対象となったのは69頭の犬達(オス40頭+メス29頭 | 未手術12頭 | 年齢中央値1.5歳 | 10kg以上78% | ミックス55%)。個々の犬に関しノーリードになってからの400秒間(6分40秒間)を録画し、25日間かけて50時間分の行動データを集めました。 その結果、400秒間における「独りの時間」が49.7± 2.3%、「犬との交流」が39.6± 2.3%「人間との交流」が6.7± 0.8%、「複合交流」が3.0±0.4%という内訳になったといいます。また犬との交流は時間の経過とともに59%から27%に減少したのに対し、独りの時間は34%から 60%に増加したとも。なお「交流」の最低条件は「相手の人や犬から1m以内の位置にいて何らかの接点を持った」という点です。 Social behaviour of domestic dogs (Canis familiaris) in a public off-leash dog park
Howse MS, Anderson RE, Walsh CJ, Behavioural Processes(2010), https://doi.org/10.1016/j.beproc.2018.03.016
観察対象となったのは69頭の犬達(オス40頭+メス29頭 | 未手術12頭 | 年齢中央値1.5歳 | 10kg以上78% | ミックス55%)。個々の犬に関しノーリードになってからの400秒間(6分40秒間)を録画し、25日間かけて50時間分の行動データを集めました。 その結果、400秒間における「独りの時間」が49.7± 2.3%、「犬との交流」が39.6± 2.3%「人間との交流」が6.7± 0.8%、「複合交流」が3.0±0.4%という内訳になったといいます。また犬との交流は時間の経過とともに59%から27%に減少したのに対し、独りの時間は34%から 60%に増加したとも。なお「交流」の最低条件は「相手の人や犬から1m以内の位置にいて何らかの接点を持った」という点です。 Social behaviour of domestic dogs (Canis familiaris) in a public off-leash dog park
Howse MS, Anderson RE, Walsh CJ, Behavioural Processes(2010), https://doi.org/10.1016/j.beproc.2018.03.016
解説
犬との交流をさらに「鼻先の交流」「接触のない交流」「接触のある交流」「追いかけっこ」に細分したところ、以下のような内訳になったといいます。
ドッグランでの犬の行動(開始6分)
- 鼻先の交流自分から99% | 相手から100%
- 接触のない交流自分から87% | 相手から77%
- 接触のある交流自分から51% | 相手から48%
- 追いかけっこ自分から55% | 相手から78%