チルネコデルエトナの基本情報
チルネコデルエトナの歴史・ルーツ
チルネコデルエトナの起源は、古代エジプト時代のアフリカと地中海を行き来していたフェニキア商人が、シチリア島に持ち込んだ犬だと考えられています。紀元前2~5世紀頃に作成された鋳造貨幣には既に、チルネコデルエトナを彷彿とさせる立ち耳の犬が描かれているという事実が、この犬の古さを物語っています。暑い環境と慢性的な食糧不足から、長い年月をかけて自然と小型化していったと考えられています。
1500年代初頭、犬を用いたハンティングに対して課税したという記録がシチリア島に残っていますが、20世紀に入るまで、シチリア以外でこの犬の名が出ることは無かったといいます。1932年、獣医であるMaurizio Migneco氏がこの犬について言及し、ほとんど名が知られていないことを嘆いたことから人々の関心を引き、Donna Agataと呼ばれる男爵夫人がこの犬の調査と再生に着手しました。彼女は動物学者Giuseppe Solaro氏の協力を得てこの犬のスタンダードを作成し、1939年にはイタリアの犬種協会で公認を受けました。その後、1951年には犬種クラブが発足し、Migneco氏が初代代表を務め、男爵夫人が秘書に就任しています。人気はイタリア国内からヨーロッパ各国へと伝わり、1989年にはFCIのフォーマットに添った形にスタンダードを書き換え、1990年代にはアメリカへも渡りました。2012年、Miscellaneous ClassとしてAKCで公認されています。
チルネコ(Cirneco)はギリシア語で「キュレネからきた犬」(キュレネとは古代ギリシャの都市)を意味する「kyrenaikos」が由来とする説や、ラテン語で「必死に探す」を意味する「cernere」が由来とする説があります。一方「デルエトナ」(dell'Etna)とは「エトナから来た」という意味で、エトナとはシチリア島の活火山・エトナ山を指します。
1500年代初頭、犬を用いたハンティングに対して課税したという記録がシチリア島に残っていますが、20世紀に入るまで、シチリア以外でこの犬の名が出ることは無かったといいます。1932年、獣医であるMaurizio Migneco氏がこの犬について言及し、ほとんど名が知られていないことを嘆いたことから人々の関心を引き、Donna Agataと呼ばれる男爵夫人がこの犬の調査と再生に着手しました。彼女は動物学者Giuseppe Solaro氏の協力を得てこの犬のスタンダードを作成し、1939年にはイタリアの犬種協会で公認を受けました。その後、1951年には犬種クラブが発足し、Migneco氏が初代代表を務め、男爵夫人が秘書に就任しています。人気はイタリア国内からヨーロッパ各国へと伝わり、1989年にはFCIのフォーマットに添った形にスタンダードを書き換え、1990年代にはアメリカへも渡りました。2012年、Miscellaneous ClassとしてAKCで公認されています。
チルネコ(Cirneco)はギリシア語で「キュレネからきた犬」(キュレネとは古代ギリシャの都市)を意味する「kyrenaikos」が由来とする説や、ラテン語で「必死に探す」を意味する「cernere」が由来とする説があります。一方「デルエトナ」(dell'Etna)とは「エトナから来た」という意味で、エトナとはシチリア島の活火山・エトナ山を指します。
チルネコデルエトナの性格・特徴
チルネコデルエトナの性格は外向的で愛情深く、また好奇心旺盛で独立心あふれることで知られています。なでられたりほめられたりすることが好きで、しつけに対するリアクションはよいほうです。サイトハウンドにしては珍しく、猫とも仲良くできますが、小さくて動くものに執着する傾向があるため、小動物との同居は控えたほうがよいでしょう。
身体は暑い環境の中で獲物を追ってきたため、エサや水を飲まなくても数日間走り回るスタミナを持つといわれています。短毛ですので寒さには弱いようです。
身体は暑い環境の中で獲物を追ってきたため、エサや水を飲まなくても数日間走り回るスタミナを持つといわれています。短毛ですので寒さには弱いようです。
チルネコデルエトナのお手入れ・注意点
チルネコデルエトナのお手入れは、1日1回程度のブラッシングで十分です。非常に活力にあふれる犬種であるため、毎日の運動が欠かせません。ただしノーリードで運動させるときは、必ずフェンスのあるドッグランなどで行うようにしてください。
チルネコデルエトナの動画
以下でご紹介するのはチルネコデルエトナの動画です。