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ミニチュアダックスフント

 ミニチュアダックスフントの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ミニチュアダックスフントの基本情報

ミニチュアダックスフント
  • 体高
    オス⇒ 21~27cm
    メス⇒ 21~27cm
  • 体重
    オス⇒ 5kg
    メス⇒ 5kg
  • 分類
    ハウンドグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ミニチュアダックスフントの歴史・ルーツ

 ミニチュアダックスフントの起源はスタンダードダックスフントです。スタンダードダックスフントの一腹の子犬の中で、たまたまサイズが一番小さかった犬に、小型テリアやピンシャーを掛け合わせることで原型ができあがったと考えられます。
 元犬となったスタンダードダックスフントの起源は定かではありませんが、中世の頃、現在のドイツ周辺で「テッケル」と呼ばれる短足の犬が飼育されていたという記録があり、これがスタンダードダックスフント、ひいてはミニチュアダックスフントの祖先ではないかと考えられています。
アナグマ  ダックスフントは主としてアナグマ狩りに利用されていましたが、当時のアナグマは農作物を喰い荒らす害獣だったため、この動物を効率的に駆除できる犬種の作出が望まれていました。アナグマ(写真右)は夜行性で、昼間は狭い穴の奥に潜んでいるため、必然的に短足の犬が選抜される事になり、現在のミニチュアダックスフントの胴長短足という体型が出来上がります。ダックスフントという犬名も、ドイツ語でアナグマを表す「dachs」と、犬を表す「hund」に由来しています。

ミニチュアダックスフントの性格・特徴

 ミニチュアダックスフントの性格は毛質によって多少のばらつきがあります。ロングヘアーは性格的にもスパニエルに近く、愛情深くて人なつこい性格です。ワイヤーヘアーはテリア気質を受け継いでおり、狩猟本能が色濃く残っています。ミニチュアダックスフントの性格を総じて言えば愛情深く、遊び好きで、適度な警戒心を持ち、番犬としても有用な家庭犬です。
被毛の種類別ダックスフント一覧  身体は体長が体高の2倍もあり全犬種の中で最も短足かつ胴長です。ダックスフントの被毛には、「スムース」、「ワイヤー」、「ロング」の3種類があります。最も古くからいるのが「スムース」(短毛種)で、光沢のある毛が皮膚に密着して生えています。短毛ダックスフントにミニチュアシュナウザースコテッシュテリアアイリッシュテリアダンディディンモントテリアなどを交配して作出されたのが「ワイヤーヘアー」(剛毛種)です。また短毛ダックスフントに小型のスパニエルやアイリッシュセッターパピヨンを交配して作出されたのが「ロングヘアー」(長毛種)です。ちなみに長毛ダックスフントは短毛種や剛毛種との交配を禁じられています。
 ダックスフントのサイズは「スタンダード」と「ミニチュア」の2つに分類する場合がほとんどですが、その下にさらに小さい「カニチュア」(英語では”ラビット=rabbit”、ドイツ語では”カニンヘン=kaninchen”などとも呼び、いずれも”うさぎ”の意味)サイズを設けることもあります。日本では「カニンヘン・ダックス」と呼ばれることが多いようです。

ミニチュアダックスフントのお手入れ・注意点

 ミニチュアダックスフントには毎日軽度の散歩や運動が必要ですが、短足であるため、比較的少量の運動でも満足してくれることが多いようです。ストレスが溜まってくると無駄吠えを始めとする問題行動につながりやすいため、充分なしつけが必要となります。
 スムースタイプには汚れたときに蒸しタオルで体を拭く程度の最低限の手入れで充分です。ロングタイプには週に1~2回程度のブラッシングやコーミングをしてあげましょう。ワイヤータイプは週に1回程度ブラッシングかコーミングをし、必要に応じてトリミングするとよいでしょう。年に2回程度はストリッピング(手で毛を抜くこと)が必要です。

ミニチュアダックスフントの動画

 以下でご紹介するのはミニチュアダックスフントの動画です。
 ドイツにおいて15世紀ごろに誕生したと考えられ、作出にはピンシャー、バセットハウンド、スパニエル、シュナウザーなどが用いられたと推測されています。アメリカでは縮めて「ダクスン」と呼ばれます。もともとダックスフントの胴長短足の特徴的な体を語源として「ダックスフント・ソーセージ」と呼ばれていたものが、後に「ホットドッグ」と変化したようです。
 健康面では、腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアや腰椎すべり症などを発症しやすいので要注意です。
元動画は→こちら
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