甲斐犬の基本情報
甲斐犬の歴史・ルーツ
甲斐犬(かいけん)は、山梨県を原産とする日本犬の一種です。元々は、山梨県南アルプスの山岳地帯において、猟犬として使用されていました。
この犬に最初に着目したのは、山梨県の甲府地検に赴任した安達太助氏で、1929年の事でした。それから2年後の1931年には早くも「甲斐日本犬愛護会」が設立され、かつて「甲斐国」と呼ばれていた山梨県付近において、虎毛・立ち耳の地犬が収集調査されるようになりました。生息地域にちなんで「甲斐犬」と命名されたこれらの犬は、1934年、天然記念物に指定され、今日に至ります。なお、2010年に山梨県の「ゆるキャラ」として登場した「武田菱丸」(通称ひし丸)は、甲斐犬をモデルにしています。
この犬に最初に着目したのは、山梨県の甲府地検に赴任した安達太助氏で、1929年の事でした。それから2年後の1931年には早くも「甲斐日本犬愛護会」が設立され、かつて「甲斐国」と呼ばれていた山梨県付近において、虎毛・立ち耳の地犬が収集調査されるようになりました。生息地域にちなんで「甲斐犬」と命名されたこれらの犬は、1934年、天然記念物に指定され、今日に至ります。なお、2010年に山梨県の「ゆるキャラ」として登場した「武田菱丸」(通称ひし丸)は、甲斐犬をモデルにしています。
甲斐犬の性格・特徴
甲斐犬の性格は、かつては気性が荒く攻撃的であるとされていました。しかし近年は、穏やかな性格の個体も増えつつあります。飼い主以外の人間には心を開かないことから、時に「一代一主の犬」とも呼ばれます。
被毛は、太くて長い毛と、細くて柔らかい短毛が混在しており、虎を彷彿(ほうふつ)とさせる縞模様があることから、「虎毛犬」の異名を持ちます。虎毛部分に赤い色素を持つものが「赤虎毛」、褐色の色素を持つものが「黒虎毛」です。子犬の頃は単一色で、成長するにつれて特徴的な虎毛が現れるといいます。 舌の上の斑点、背中にのしかかった巻尾、狼のような耳も特徴の1つです。
被毛は、太くて長い毛と、細くて柔らかい短毛が混在しており、虎を彷彿(ほうふつ)とさせる縞模様があることから、「虎毛犬」の異名を持ちます。虎毛部分に赤い色素を持つものが「赤虎毛」、褐色の色素を持つものが「黒虎毛」です。子犬の頃は単一色で、成長するにつれて特徴的な虎毛が現れるといいます。 舌の上の斑点、背中にのしかかった巻尾、狼のような耳も特徴の1つです。
甲斐犬のお手入れ・注意点
甲斐犬には、毎日最低でも1時間程度の散歩をしてあげましょう。被毛の手入れは、週に1回ブラッシングしてあげる程度で十分です。
甲斐犬の動画
以下でご紹介するのは甲斐犬の動画です。
甲斐犬にはかつて、細身で顔がシュッとした「鹿犬型」(しかいぬがた)と、がっしりして顔が熊に近い「猪犬型」(ししいぬがた)という分類がありましたが、現在はもっぱら「鹿犬型」で占められています。
甲斐犬にはかつて、細身で顔がシュッとした「鹿犬型」(しかいぬがた)と、がっしりして顔が熊に近い「猪犬型」(ししいぬがた)という分類がありましたが、現在はもっぱら「鹿犬型」で占められています。