グレンオブイマールテリアの基本情報
グレンオブイマールテリアの歴史・ルーツ
グレンオブイマールテリアはアイルランド西部の僻地(へきち)・ウイックロー州にあるグレンオブイマール(Glen of Imaal)に起源を持つ犬種です。
この犬がグレンオブイマールにいつくようになったのは、1570年ごろ、エリザベス一世の統治下においてでした。エリザベス女王はアイルランド国内の政治的不安定を平定するため、フランスやドイツから傭兵を雇いましたが、ひとたび紛争が収束を見せると、兵士たちはウィックローの地に居を構え、そこで暮らすようになります。そして彼らとともに移住した犬たちは、後に土着のテリア種などと交雑し、今日におけるグレンオブイマールテリアの原型になったと考えられています。
1800年代に入り、ヨーロッパ各地でドッグショーが人気を博してくると、それまで僻地に隔絶されていたこの犬も、徐々に人々の耳目を集めるようになりました。二つの大戦で個体数が激減したものの、一部有志の尽力もあり血統が維持され、1934年には「アイリッシュケンネルクラブ」で公認を受けています。
現在はアイルランド軍の射撃場で飼育されているものがほとんどで、出身地であるグレンオブイマールではほとんど見かけないそうです。ちなみに逸話によると、その昔、焼肉を炙(あぶ)る際にグレンオブイマールテリアを今で言う「トレッドミル」のようなものに入れ、その走る動力で串刺しにした肉を回して焼いた、と伝えられています。
この犬がグレンオブイマールにいつくようになったのは、1570年ごろ、エリザベス一世の統治下においてでした。エリザベス女王はアイルランド国内の政治的不安定を平定するため、フランスやドイツから傭兵を雇いましたが、ひとたび紛争が収束を見せると、兵士たちはウィックローの地に居を構え、そこで暮らすようになります。そして彼らとともに移住した犬たちは、後に土着のテリア種などと交雑し、今日におけるグレンオブイマールテリアの原型になったと考えられています。
1800年代に入り、ヨーロッパ各地でドッグショーが人気を博してくると、それまで僻地に隔絶されていたこの犬も、徐々に人々の耳目を集めるようになりました。二つの大戦で個体数が激減したものの、一部有志の尽力もあり血統が維持され、1934年には「アイリッシュケンネルクラブ」で公認を受けています。
現在はアイルランド軍の射撃場で飼育されているものがほとんどで、出身地であるグレンオブイマールではほとんど見かけないそうです。ちなみに逸話によると、その昔、焼肉を炙(あぶ)る際にグレンオブイマールテリアを今で言う「トレッドミル」のようなものに入れ、その走る動力で串刺しにした肉を回して焼いた、と伝えられています。
グレンオブイマールテリアの性格・特徴
グレンオブイマールテリアの性格は元気いっぱいで飼い主に忠実です。頑固で怖いもの知らずな面もありますが、テリアにしては穏やかな方だといわれます。歴史的にはキツネやアナグマ、カワウソなどの害獣駆除に用いられてきましたが、狩猟の際、あまり吠えないように選択繁殖されてきたため、比較的静かな犬種です。しかし、ひとたび吠えると、大型犬にも匹敵するような迫力のある声を出します。
身体は、肩、胸、尻は共に筋肉質でがっしりしており、体が完成するまでに3段階のフェイズを経て、4年を要するとも言われます。足は短くて弓なりで、体長と体高の比率が5:3と規定されています。耳はローズや半立ちで、ダブルコートの被毛にはブルー、ウィートン、ブリンドルなどがあります。
身体は、肩、胸、尻は共に筋肉質でがっしりしており、体が完成するまでに3段階のフェイズを経て、4年を要するとも言われます。足は短くて弓なりで、体長と体高の比率が5:3と規定されています。耳はローズや半立ちで、ダブルコートの被毛にはブルー、ウィートン、ブリンドルなどがあります。
グレンオブイマールテリアのお手入れ・注意点
グレンオブイマールテリアのお手入れは、抜け毛がないため定期的にストリッピング(死んだ毛をつまんで引き抜く)などのグルーミングしてあげる必要があります。非常に健康なことで知られ、犬種特有の遺伝病はほぼ見られません。平均寿命が15年を超える健康犬種です。
グレンオブイマールテリアの動画
以下でご紹介するのはグレンオブイマールテリアの動画です(Westminster Kennel Club, 2007)。