ケルプの成分
ケルプ(kelp)はコンブ目コンブ科に属する海藻の一種。ジャイアントケルプ、オオウキモ(大浮藻)などさまざまな呼び方があります。藻類の中では最大級で、1日60cm、最終的には45mにまで成長することもあります。海中でウニやアワビの餌になることでも有名です。
ケルプに含まれるアルギン酸が人間用サプリメントの原料として用いられています。またヨウ素や重金属(ヒ素)を比較的高い濃度で保有しており、「サプリメント」という濃縮された形で体内に取り込んだ人で健康被害がちらほらと聞かれます。
ケルプは安全?危険?
ケルプを犬に与えても大丈夫なのでしょうか?もし大丈夫だとするとどのくらいの量が適切なのでしょうか?以下でご紹介するのはケルプに関して報告されている安全性もしくは危険性に関する情報です。
ヨウ素(ヨード)
ケルプはヨウ素(ヨード)を含むため、大量に摂取すると健康被害が出る危険性があります。
ヨウ素による健康被害としては、「ケルプ含有のダイエット食(ヨウ素1,800μg/日)を10日間摂取したイタリア人女性(45歳)が甲状腺機能亢進症状を発症」、「甲状腺がんで放射性ヨウ素治療を受けていたアメリカ人男性(55歳)が、ヨウ素含有のケルプサプリメントを同時摂取していたために治癒過程が遅れる」などがあります。
ペットフードに含まれているケルプの量はほとんどの場合不明ですが、ヨウ素を比較的高い濃度で含んでいますので大量摂取は禁物です。
ヨウ素による健康被害としては、「ケルプ含有のダイエット食(ヨウ素1,800μg/日)を10日間摂取したイタリア人女性(45歳)が甲状腺機能亢進症状を発症」、「甲状腺がんで放射性ヨウ素治療を受けていたアメリカ人男性(55歳)が、ヨウ素含有のケルプサプリメントを同時摂取していたために治癒過程が遅れる」などがあります。
ペットフードに含まれているケルプの量はほとんどの場合不明ですが、ヨウ素を比較的高い濃度で含んでいますので大量摂取は禁物です。
ヒ素
ケルプは重金属(ヒ素)を含むため、大量に摂取すると健康被害が出る危険性があります。
ヒ素による健康被害としては「ケルプサプリメントを継続して2年以上摂取していたアメリカ人女性(54歳)が、含まれていたヒ素によって記憶障害、嘔吐、下痢、疲労などの中毒症状を発症」、「ケルプサプリメントを数ヶ月摂取していたカナダ人女性(74歳)の蓄積尿中ヒ素量が一時的に93μgまで高まり末梢神経障害で入院」などがあります。
ペットフードに含まれているケルプの量はほとんどの場合不明ですが、ヒ素を比較的高い濃度で含んでいますので、大量摂取は禁物です。しかし日本のペットフード安全法ではヒ素に関する具体的な数値基準が設けられておらず、「科学データを収集した上で、安全基準の設定を検討する予定です」というあいまいな態度を取っています。
ヒ素による健康被害としては「ケルプサプリメントを継続して2年以上摂取していたアメリカ人女性(54歳)が、含まれていたヒ素によって記憶障害、嘔吐、下痢、疲労などの中毒症状を発症」、「ケルプサプリメントを数ヶ月摂取していたカナダ人女性(74歳)の蓄積尿中ヒ素量が一時的に93μgまで高まり末梢神経障害で入院」などがあります。
ペットフードに含まれているケルプの量はほとんどの場合不明ですが、ヒ素を比較的高い濃度で含んでいますので、大量摂取は禁物です。しかし日本のペットフード安全法ではヒ素に関する具体的な数値基準が設けられておらず、「科学データを収集した上で、安全基準の設定を検討する予定です」というあいまいな態度を取っています。
犬におけるケルプの安全性、危険性、および適正量に関するデータはまったくそろっていません。サプリなど濃縮された形で与えることは危険です。