詳細

そこでアメリカのYSPH、ブラジルのオズワルドクルーズ基金、スイスのチューリヒ大学、WHOなどからなる共同研究チームは、過去に34ヶ国で報告された80の研究をメタ分析し、各地域における有病率と死亡率をデータ化しました。その結果、世界中で毎年およそ103万人の感染者が出ており、そのうち58,900人が死に至っているとの推定値が出たと言います。また感染者の48%と死亡者の42%は20~49歳の成人男性で占められており、好発地域は南~東南アジア、カリブ海周辺、アンデス山脈周辺、中央~ラテンアメリカ、アフリカのサブサハラ東部であるとも。

解説
今回の研究では、レプトスピラ症の危険地域が赤色で示されています。これらの地域は、人口10万人で換算した時、年の感染者数が100人を超えるという意味です。具体的には以下の様な国が含まれます。
中南米
- エクアドル
- コロンビア
- ベネズエラ
- ガイアナ
- スリナム
- フランス領ギアナ
- パナマ
- コスタリカ
- キューバ
- ドミニカ共和国
- プエルトリコ
アフリカ
- エチオピア
- ケニア
東南アジア
- スリランカ
- ベトナム
- カンボジア
- タイ
- マレーシア
- シンガポール
- インドネシア
- パプアニューギニア