詳細
調査を行ったのはアメリカ・イースタンケンタッキー大学の研究チーム。資格を持ったセラピードッグとそのハンドラーの訪問によって、患者の心にどのような変化が起こるかを調査するため、1回15分のセッションを週1で5週連続行いました。具体的な評価項目は、「老年期うつ指標」(GDS)、「セッション後に笑顔を見せる回数」、「セッション後に言葉を発する回数」です。自室内で犬と交流する調査グループと、庭でくつろぐ対照グループを観察し、セッションの前後において各評価項目を計算したところ、以下のような結果になったといいます。
セラピードッグの効果
- 老年期うつ指標調査グループでは2.2→3.0/対照グループでは1.6→1.8
- セッション後の笑顔の平均回数調査グループでは21.4/対照グループでは2.8
- セッション後の発話回数調査グループでは15.8/対照グループでは3.2