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オス犬の包皮炎~症状・原因から治療・予防法まで

 オス犬の包皮炎(ほうひえん)について病態、症状、原因、治療法別に解説します。病気を自己診断するためではなく、あくまでも獣医さんに飼い犬の症状を説明するときの参考としてお読みください。なお当サイト内の医療情報は各種の医学書を元にしています。出典一覧はこちら

犬の包皮炎の病態と症状

 犬の包皮炎とは、ペニスを包んでいる包皮に炎症が生じた状態を言います。
 犬の包皮は多くの場合細菌感染をしており、膿が出ていることはそれほど珍しくありません。しかし細菌には病原性のものとそうでないものとがおり、前者が包皮内で増殖した場合を特に包皮炎と呼びます。
犬の包皮炎  犬の包皮炎の症状としては以下のようなものが挙げられます。
包皮炎の主症状
  • 包皮から膿が出ている
  • 痛みのためおしっこを細切れにする
  • ペニスを気にするしぐさを見せる

犬の包皮炎の原因

 犬の包皮炎の原因としては、主に以下のようなものが考えられます。予防できそうなものは飼い主の側であらかじめ原因を取り除いておきましょう。
包皮炎の主な原因
  • 病原性細菌感染

犬の包皮炎の治療

 犬の包皮炎の治療法としては、主に以下のようなものがあります。
包皮炎の主な治療法
  • 投薬治療  膿で汚れた包皮を洗浄し、感染している細菌に最も効果があると思われる薬剤を投与します。