トップ犬の種類は行に属する犬の種類ビーグル

ビーグル

 ビーグルの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ビーグルの基本情報

ビーグル
  • 体高
    オス⇒ 33~38cm
    メス⇒ 33~38cm
  • 体重
    オス⇒ 8~14kg
    メス⇒ 8~14kg
  • 分類
    ハウンドグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ビーグルの歴史・ルーツ

 ビーグルの起源は、15世紀頃のイギリスでウサギ狩りに使用されていたハウンド種だと考えられています。1700年代になると、ウサギ狩りに用いられる猟犬は大きく「サザンハウンド」と「ノースカントリービーグル」とに分けられるようになりました。前者の特徴は、大柄で落ち着きがあり、長い耳と低い声を有するという点でした。それに対して後者は、敏捷で粘り強く、小柄ながら豊富なスタミナを有するという点を特徴としていました。現代のビーグルの原型は、1800年代中頃、パーソン・ハニーウッドという人物が、上記「ノースカントリービーグル」を洗練することで出来上がったと考えられています。
 アメリカにおいては、南北戦争(1861~1865)が始まる前の時代から、主に南部地域において、ビーグルらしき犬が用いられていたという記述が残っています。しかしこの頃のビーグルは、現代のものよりも大柄で、見た目はダックスフントバセットハウンドに近かったようです。南北戦争後は、イギリスから多くの純血種が輸入されるようになり、現在アメリカ国内にいるビーグルの基礎犬となりました。1800年代には猟犬としてもショードッグとしても人気を博していきます。AKCによる公認は1885年です。
 ビーグルの犬名は、フランス語で「小さい」を意味する「beag」が訛ったものという説や、歌うような吠え声から「開いたのど」を意味する古フランス語「begueule」から名付けられたという説などがあります。

ビーグルの性格・特徴

 ビーグルの性格は、人懐こくて陽気で、子供とも仲良くできます。一方、興奮しやすく、しつけにはやや時間がかかるという難点もあります。嗅覚を用いて狩を行うセントハウンドですので、気になる臭いがあるような状況では、呼び戻しに応じなくなることもしばしばです。
 被毛は、ホワイト、ブラック、ブラウンからなるトライカラーが一般的です。トライカラーもその色合いにより「クラシック」(背中にブラックが入る)、「ダーク」(茶色と黒のマーキング)、「フェイデド」(薄めの黒と茶色のミックス)などに分類されます。しっぽの先のホワイトは、遠くにいる猟師に対する目印となるよう選択繁殖された結果です。身体は、生理的安定度が高く、多産で、個体差が少ないなどの特徴から、実験動物として都合の良い条件を備えているため医学実験に貢献してきた事でも知られています。

ビーグルのお手入れ・注意点

 ビーグルには毎日適度な散歩や運動が必要です。長めの散歩や走り回るような運動を取り入れてあげましょう。室内と屋外を行き来できる環境が理想的です。

ビーグルの動画

 以下でご紹介するのはビーグルの動画です。
 スヌーピーのモデルは、何を隠そうビーグルです。その歴史は古く、ローマ時代にまで遡るといわれていますが、その血統の古さゆえに、正確な祖先をたどることはもはや困難だとか。また犬名の由来には諸説ありますが、フランス語で「開いたのど」を意味する「begueule」から来たという説が有力視されています。
 短い足は地面に鼻を近づけやすいように改良されたもので、匂いに対する執着が極めて強く、飼い主の手を離れてどこへでも行ってしまうため、常に監視が必要です。ハウリングと呼ばれる遠吠えのような声をよく出すことで知られており、集合住宅で飼育する際は相応のしつけがあらかじめ必要となります。
元動画は→こちら
ビーグルトップへ