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マーク・イムホフさんは、犬のグルーミングと散歩サービスを提供する「The Dog Guy」を経営する傍ら、ニューヨークにある「アニマルケアセンター」(ACC)において、シャンプーとトリミングの無償提供を行っています。もともと彼は公的な帳簿の内部監査人として働いていましたが、味気ない仕事に充足感を感じる事はありませんでした。そんな彼に転職を勧めたのが婚約者です。彼女は「Susie's Senior Dogs」という保護施設から引き取った老犬と戯れている時の、マークさんの生き生きとした表情を見て「犬と関わる仕事をしてみたら?」と提案します。彼女の提案に心を動かされたマークさんは早速を仕事を辞め、グルーミングスクールに通って犬のケアに必要な技術を習得しました。彼のボランティア精神が目覚めたのはこの時です。保護施設で犬を引き取った時の経験から、収容されている犬たちが非常に汚い状態で、時として不当に低い評価を受けていると感じた彼は、自分の技能を生かしてこうした犬たちの「劇的ビフォーアフター」を手伝ってあげようと思い立ちました。
マークさんがおめかししてあげた犬たちは、程なくして引き取られることが多くなったと言います。譲渡された犬の中には、一時期「譲渡不可」というレッテルを貼られていたものもいるとか。彼は「髪の毛がぐちゃぐちゃなとき機嫌が悪くなるのは人間も同じこと。毛を綺麗に整えてあげるだけで犬のムードは驚くほど変化する」と語り、特に施設内に残りやすい老犬たちの譲渡率アップのため、今後も技術を無償提供していきたいとしています。
CTV News
Mark Imhof/Instagram