詳細
調査を行ったのは、イギリス・ノッティンガム大学の獣医科学部チーム。視覚的アナログスケール(※下ボックス)を用いた「パピーウォーカーアンケート調査」(PWQ)と呼ばれる質問票をパピーウォーカーに渡し、家の中で預かっている盲導犬候補犬が5、8、12ヶ月齢になったタイミングで回答してもらいました。
調査の結果、11項目の家庭環境のうち9項目が犬の行動特性の予見因子になっていることが明らかになったといいます。全てに共通していたのは「人間や他の動物との社会的な関わり方」という要素で、具体的には以下のような関連性が見い出されました。
- 視覚的アナログスケール
- 10cmの線を引き、一方を「最低点」、他方を「最高点」と設定したもの。評価者はある特定の質問に対し、最低~最高までの間のどの辺が回答として適切かを考え、評価を書き込む。
調査の結果、11項目の家庭環境のうち9項目が犬の行動特性の予見因子になっていることが明らかになったといいます。全てに共通していたのは「人間や他の動物との社会的な関わり方」という要素で、具体的には以下のような関連性が見い出されました。
社会環境と犬の行動特性
- 家庭内に子供がいる「活動性」、「興奮しやすさ」、「気の散りやすさ」の値が高くなる
- パピーウォーカーの経験値が高い「活動性」と「気の散りやすさ」の値が低くなる
- 他の犬と遊ぶ機会が多い「分離に関連した行動」の値が低くなる