トップ有名な犬一覧有名な俳優犬ムース

ムース

 コメディ「フレイジャー」に出演したことで有名な犬「ムース」について解説します。

ムースとは?

 ムース(1990~2006)は、人気テレビコメディ「フレイジャー」(Frasier)の中に登場する「エディ・クレイン」(Eddie Crane)を演じたジャックラッセルテリア
訓練を開始してわずか半年後、「エディ」役に抜擢されたムース  生まれはフロリダ州ですが、2歳半のとき「やんちゃすぎる」という理由でロスアンジェルスに住む動物トレーナー、マチルダ・デキャグニーの元へ送られます。彼女は映画「人生はビギナーズ」(Beginners)に登場するコズモを訓練したことでも有名な人です。
 ムースは飲み込みが早く、訓練を開始してからわずか6ヵ月後の1993年には、長寿コメディ「フレイジャー」(邦題:そりゃないぜフレイジャー)内の「エディ」役を射止めます。彼のコミカルな演技は視聴者の心をわしづかみにし、全盛期には人間の役者よりも多くのファンレターを受け取ったとか。その人気は様々なメディアにも広がり、雑誌の表紙を始め、オリジナルカレンダーやテレビ、映画などにも登場するようになりました。
 引退後は息子のエンゾと共にロサンジェルス西部に暮らし、2006年に他界しています。
ムースの息子エンゾ~父親との違いは、額を貫く白い筋が短いこと  ムースは数匹の子孫を残しましたが、その中で最も有名なのは、ムースの代役として活躍した息子のエンゾ(1995~2010)でしょう。彼は体の大きさや模様が父親にそっくりだったことから、「エディの代役」として特別に育てられてきました。その演技力は父親譲りで、第8シーズン以降は、年老いたムースに代わってエディを演じています。また、エンゾが映画「My Dog Skip」の中で主役を演じたときには、父親であるムースが、年老いたときのエンゾを演じるという「逆サポート」もありました。
 父親に負けず劣らず人気者だったエンゾも、2010年にガンで他界しています。 Moose

ムースの写真・動画

 以下でご紹介するのは、コメディ「フレイジャー」に出演したことで有名な犬「ムース」の写真と動画です。 ドクター「フレイジャー・クレイン」役のケルシー・グラマーと「エディ」役のムース
 人気コメディ「フレイジャー」の中で主演のケルシー・グラマーと共演するエディこと「ムース」。顔を舐める演技のときは、役者の顔にオイルサーディンの汁を塗ったという。写真の出典はこちら
ムースの自伝「My Life as a Dog」
 ムースの自伝「My Life as a Dog」は、「フレイジャー」に出演した役者デイヴィッド・ハイドピアースと親しいブライアン・ハーグローヴによって書かれた。犬の自伝に関しては、人気俳優犬アギーも残している。写真の出典はこちら
Frasier
 以下でご紹介するのは、コメディ「フレイジャー」に出演するムースの総集編です。 元動画は→こちら