犬に必要なアミノ酸・脂肪酸一覧

 AAFCO(米国飼料検査官協会)が2016年に公表した最新データに基づいた犬におけるアミノ酸と脂肪酸の栄養摂取基準です。
 「最少栄養要求量」の上段はドッグフードの乾燥重量1kg中における含有量や含有率です。下段はドッグフード100kcal中における含有量を示しています。フード1g中に想定されているカロリー(熱量)は4kcalです。またカッコ内は、成長期や妊娠・授乳期にある犬を対象とした時の数値で、通常の成犬におけるよりもやや多めのアミノ酸や脂肪酸を必要としていることがわかります。
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アルギニン

  • 機能成長ホルモン、インスリン、グルカゴンの分泌
  • 最少栄養要求量 ✓0.51(1.0)%
    ✓128(250)mg

ヒスチジン

  • 機能ヘモグロビンや白血球の産生、成長の促進
  • 最少栄養要求量 ✓0.19(0.44)%
    ✓48(110)mg

イソロイシン

  • 機能成長促進、血管の拡張、肝機能の向上、神経の機能促進
  • 最少栄養要求量✓0.38(0.71)%
    ✓95(178)mg

ロイシン

  • 機能肝細胞の正常化、血糖コントロール、タンパク質の生合成、筋タンパク質の維持
  • 最少栄養要求量✓0.68(1.29)%
    ✓170(323)mg

リシン(リジン)

  • 機能肝機能の向上、成長の最適化、治癒力の向上
  • 最少栄養要求量✓0.63(0.90)%
    ✓158(225)mg

メチオニン-システイン

  • 機能肝機能の向上、解毒作用
  • 最少栄養要求量✓0.65(0.70)%
    ✓163(175)mg

メチオニン

  • 機能肝機能の向上、解毒作用/許容量は375mgまで
  • 最少栄養要求量✓0.33(0.35)%
    ✓83(88)mg

フェニルアラニン-チロシン

  • 機能血圧の調整、ドーパミン・ノルアドレナリンの前駆物質
  • 最少栄養要求量✓0.74(1.30)%
    ✓185(325)mg

フェニルアラニン

  • 機能血圧の調整、ドーパミン・ノルアドレナリンの前駆物質
  • 最少栄養要求量✓0.45(0.83)%
    ✓113(208)mg

スレオニン(トレオニン)

  • 機能成長の促進、肝臓への脂肪沈着抑制
  • 最少栄養要求量✓0.48(1.04)%
    ✓120(260)mg

トリプトファン

  • 機能セロトニン・メラトニンの前駆物質、コレステロールや血圧の調整/許容量は425mgまで
  • 最少栄養要求量✓0.16(0.20)%
    ✓40(50)mg

バリン

  • 機能成長の促進、血中窒素バランスの調整、肝機能増進
  • 最少栄養要求量✓0.49(0.68)%
    ✓123(170)mg

リノール酸

  • 機能エネルギーの利用と貯蔵、アラキドン酸の前駆物質
  • 最少栄養要求量✓1.10(1.30)%
    ✓280(330)mg

αリノレン酸

  • 機能エネルギーの利用と貯蔵、エイコサペンタエン酸の前駆物質
  • 最少栄養要求量✓なし(0.08)%
    ✓なし(20)mg

EPAとDHA

  • 機能EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)共にエネルギーの利用と貯蔵、網膜や神経組織の発達、膜の流動性調節
  • 最少栄養要求量✓なし(0.05%)
    ✓なし(10)mg