ボビ

　「ボビ」（Bobi）は史上最も長生きした犬。2023年1月10日の時点で30歳と243日を記録し、「存命中の犬の中で最高齢」と同時に「歴代最高齢の犬」部門を制しました。
　生まれたのは1992年5月11日で、出生記録は地元の動物病院および政府公認のSIACと呼ばれるペットデータベースで確認済とのこと。ポルトガルの郊外にあるコンケイロスという小さな村で、飼い主であるレオネル・コスタ（Leonel Costa）さんが8歳の時にボビをペットとして迎え、自然に囲まれながら30年以上暮らし続けています。犬種は「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」（Rafeiro do Alentejo）と呼ばれるポルトガル原産の牧羊犬です。
　ちなみに「生きている犬の中で」という条件を度外視して長生きしたことで有名な、ボビ以外の犬名を挙げると以下のようになります。日本では柴犬ミックスの「プースケ」（26歳と248日）が有名ですが、歴代記録の中では10位以下です。

• マックス29歳と282日（アメリカ）
• ベラ29歳と193日（イギリス）
• ブルーイ29歳と160日（オーストラリア）
• ミニアス28歳と362日（ポーランド）
• レディ28歳と218日（アメリカ）
• スモーキー27歳と360日（アメリカ）

World’s oldest dog ever celebrates 31st birthday Oldest dog ever

　以下でご紹介するのは、最も長生きしたことで有名な犬「ボビ」の写真です。

　2023年5月に開催された31歳の誕生パーティでは、100名を超える参加者が彼の長寿を祝った。写真の出典はこちら。

　近年は足腰や目に衰え、散歩よりも暖炉のそばで眠るのが日課になっている。写真の出典はこちら。

　ボビの母犬であるジラ（Gira）も18歳と比較的長寿だったという。長生きの秘訣を聞かれた飼い主は、静かで穏やかな生活環境と、たくさんの他の動物達に囲まれて生きてきたことではないかと答えている。写真の出典はこちら。